デートで行くお店は、いつも彼が予約してくれました。どこも素敵なお店で、私にはちょっと高級すぎるほど。一流企業にお勤めの直樹と私では、金銭感覚が明らかに違っていました。
当時、一人暮らしだった私は、そこまで外食に費やすこともできず…。それに、ファミレスやカジュアルなレストランでも、彼と一緒なら十分でした。
彼に相談することも考えましたが、お金の話を切り出すことができず…。デートの回数を減らすなどして、少ないお財布の中から出費をやりくりしていました。今思えば、あの時ちゃんと本音を伝えていればよかったのです。
※この漫画は実話を元に編集しています