2023年07月16日10時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
■前回のあらすじ
ついに限界を迎えた私に、円形脱毛の症状が! 慌てた母は、学校と塾に休みの連絡を入れ、私を病院へと連れていきました。事前予約をしていなかったため、精神科の診断は難しく、皮膚科で処置。その後、母の様子に大きな変化が。
■常に最下位を争っているような状態に
中学受験には本番というタイムリミットがあります。
時間は待ってくれず、周りはどんどん進んでいきます。
周りは、レベルの高い中学校への入学を目指して、勉強を積み重ねている子がほとんどでした。
そのような環境で、完全に停滞している私は、常に最下位を争っているような状態に。
しかし、当の私は「なんかもうしょうがないよねー」という感覚でした。
そのくらい疲弊していたのです。
受験前、最後の三者面談はお通夜のような雰囲気だったのを覚えています。
■先生に絵の勉強ができる中学を教えてもらう
「絵の勉強ができる中学校がある」と知らなかった私は驚きましたが、調べてみた結果、このときの私の学力では手の届かない、レベルの高い学校でした。
そのため、やる気が出ず、完全に「詰み」の状態に逆戻りしました。