2023年07月10日10時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
■前回のあらすじ
志望校を決める時期になり、家から40分の場所にあるD学園を第一志望にしたいと思ったものの、言い出すことができず…。進路希望調査の紙には、母のイチオシのA女子中のほか、同レベルの学校を2校書いて提出しました。
学校に進路希望調査を提出してから、さらに受験勉強は激化していきました。
■ハードなスケジュールが続き、体に異変が起きた
そのころ、私の体に明らかな異変が起きていました。
もはや「無事なとこある?」というくらいに、私の体と精神は摩耗していたのです。
もっともつらかったのは「12歳にして白髪だらけ」ということ。
これだけはどうしても改善されず、アラサーになった今も同年代の数倍は白髪があるんじゃないの? と思うほど、白い髪が頭に巣食っています。
20代前半のうちにおしゃれ染めを諦め、白髪染めにシフトしましたが、結構ショックでした。
そして何より嫌だったのは…。
■母から罵倒されながら勉強する日々…
なかなか成績が上がらない私に、しびれを切らした母は、勉強をしているときも怒っていて…。
こんな状態が、毎晩、日が変わるころまで続き…。
家に帰ると「今日もまた怒られる」と、落ち込む日々でした。
このころは「それでも私がA女子中に合格さえすれば、何とかなる」と思い、必死に成績を伸ばそうとしていたのです。
しかし…。