2022年12月24日08時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
ウーマンエキサイトをご覧の皆様こんにちは、はなうさです。
今回は私が父と口を聞かなかった3年間のお話の第2話です。
うちの父は子煩悩で、母が「あなたたちが子どもだった頃、お父さんは本当に子どもたちを可愛がってくれたからその思い出だけで全部許せる」というほどでした。
確かに、週末は父と遊んだりどこかへ連れて行ってもらった記憶が沢山あります。
しかし…
ある日突然やってくる、それが反抗期なのでしょうか。
中学に入ってからやたらと父に対してイライラや嫌悪感が出てくるようになり、その感情は日に日に大きくなっていきました。
なんとなく父を避けるようになり、私から話しかける事もなくなりました。
父から声をかけられてもつたない返事を返したり、聞こえないふりをして過ごすように。(思い出しただけでも父に申し訳ない…)
そんな態度の私に対し、父は怒ったり注意したりはしませんでしたが、私はなにをされてもされなくても父に対して腹が立ってしまい…。
自分でもなんでここまで父に対して反抗心があるのかわからず悩む日々。
泣きながら家族や親戚に相談したこともありました。
叔母から言われたことは「本能なら仕方がない」と悶々としていた気持ちを少し晴らしてくれたのでした。
理由がわからないまま月日は流れなんだかんだで中学3年間はほとんど父と口をきかず過ぎていきました。
そして高校生になった私。
反抗期はつづいていたかというと…
昔のようにまた父とふたりで出かけるようになっていたのです。
あの3年間はなんだったのか…。
自分でもよくわからないまま、でもとくに深入りもせず自分の反抗期に蓋をしました。
それから月日は経ち、20代になった私はあの長かった父への反抗期のキッカケかもしれない出来事を思い出したのでした。