■ひとりで同窓会に参加することに
夫の弘毅は、どちらかといえば寡黙で自分のことはあまり話しません。付き合った当初は、そんな夫の空気感が心地良かったのですが…。最近は、一緒に夕食を食べることも少なく、帰ってきても仕事ばかりの夫。子どもがいないこともあり、美沙は弘毅と一緒にいる意味がわからなくなってきていました。そんなときに、大学の同窓会を知らせるハガキが届きます。大学時代に付き合っていた元カレの翔に会えるかも!? と密かに期待する美沙。同じ大学出身の夫を同窓会に誘うと、「時間の無駄」と断られます。傷ついた美沙は、ひとりで同窓会に出席することに。