2022年12月29日09時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
こんにちは、宝あり子です。
■前回のあらすじ
下の子の妊娠中に切迫早産で入院になり、病室で上の子の写真や動画を見ては泣き続け…。
切迫早産の入院生活はトイレ以外は基本的に寝ているように言われていました。
ということで、寝たきり切迫早産入院で大変だったことを書いていきます!
入院生活の中で小さなことも毎日積み重なっていくとかなりのストレスでした。
■その1:退院までシャワー禁止!
退院するまでシャワーは禁止。
そのため1日1回、朝ホットタオルが渡されました。
最初の頃はホットタオルで我慢できたのですが、それが1週間2週間と続くと心が荒んでいき…。
体を拭きながら泣くこともありました。
ちなみにパジャマを着替えるときには24時間つけっぱなしの点滴を外さないといけないため、自分で着替えることができませんでした。
そのため、看護師さんを呼ぶのですが…。
「ごめんね、忙しくて…あとでいくね!」と、看護師さんはいつも忙しそうでした。
忙しそうな看護師さんを呼ぶのが申し訳なくて、自分で着替えもままならない状況が辛かったです。
■その2:10日に1度の洗髪が辛い!
シャワーは退院まで禁止。
その代わり洗髪がありました。
点滴の副作用で汗をかいたり、病室が暑くて汗をかいてしまうのにお風呂には入れません。
1週間くらいたつ頃には頭がかゆくてたまらなかったです。
洗髪したときは本当に心が洗われるようでした。
入院した当初、洗髪は1週間に1度の予定と言われていました。
そのため、次の洗髪日が待ち遠しくてワクワクしていました。
しかし、いざ洗髪日当日になると…。
こうして洗髪日は当初は1週間に1度の予定でしたが、その翌週以降は10日に1回洗髪できたらラッキーという状況になりました。
頭を洗えないのが10日以上続くと髪の毛がベトベトギトギトするし、かゆくて本当に辛かったです…!!
■その3:個室じゃないけど消灯を自分でするのが辛い!
病院では看護師さんが消灯時間になると電気を消してくれるというイメージがありました。
ですが、私が切迫早産で入院していたのは、個人病院だったからなのか看護師さんによる消灯はありませんでした。
とはいえ、消灯時間は決められているため、自分で消灯しなければならない状態でした。
何が困るかというと“病室の誰が消すか…”ということ。
私の病室には切迫早産の患者がいなかったので、同室のほかのベッドの方は出産してすぐに退院。
入れ替わりが激しかったので新しい人が入院するたびに、
病室の誰が消すか決めるのが面倒だったので、この病室にずっと入院している私が消灯していました。
消灯すること自体は別によいのですが、毎回新しく病室に入ってきた人に消灯の話をするのと、毎日消灯の時間に「電気消してもよいですか?」と同室の方たちに確認するのが地味に大変でした…。
なんだか病室の主みたいになっていました。
同室に切迫早産の方がいたら励まし合ったり、いろいろなお話ができたのですが、切迫早産仲間が同室にいなかったのは、さみしかったです…。
周りが出産してすぐ退院していくのが羨ましくてたまりませんでした。
続きます。
※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。