2022年12月17日12時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
■前回のあらすじ
家を出ていくことになり、子どもたちとの別れに涙が止まらない未空。それでも玄関のドアを開け、あらためて「自分の人生を生きよう」と前を向いて…。
小春とはメッセージのやり取りも頻繁に行い、よく会っています。美桜とは年に数回だけ交流しており、以前のような頑なな態度はなくなりましたが、それでも大好きな父親を捨てた母という思いがあるからか、ぎこちない会話になってしまうことも多くありました。
もし私が、尊からの愛され方を受け入れられる女性だったら、どんなに幸せだったでしょうか。でも、“そこに居ること”しか認めてもらえなかった日々を、私は耐えることができませんでした。そして、結果的に“子どもを置いて家を出た”という事実は、一生背負いながら、娘たちの幸せを祈って生きていこうと思っています。