■前回のあらすじ
義父から言われた「自分の人生は自分のもの」という言葉を胸に、久々に演劇へ。公演後、劇団員から「一緒にやらない?」と誘われ、自分の気持ちが抑えられなくなった未空は、どうにか尊を説得しようと考えて…。
尊に何度も話そうとしたけれど、私が切り出そうとする度になぜかかわされてしまう。そんなことが何度も続き、結局私は尊には話すことなく、劇団の練習に通うことに。
きっとまだ自分の中の気持ちも揺らいでいて、尊に何か言われても言い返せる自信がなかったから、私も逃げてしまっていたのでしょう。もしあのとき、尊に告げていたら? もしあのときもっと尊にぶつかっていたら? 違う未来もあったのでしょうか。