2022年12月06日12時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
■前回のあらすじ
病に倒れた義父から、「自分の人生は自分のもの」と言われて涙を流す未空。しばらくして義父が亡くなり、葬儀で義母から暴言を吐かれた未空は、“自分は家族ではなかったんだ”と疎外感を感じて…。
お義父さんが亡くなり、心にぽっかりと穴が空いたようになりました。その穴を埋めるかのように、私はまた劇場に足を運んでしまったのです。そこで観た芝居に、私はこれまでにないほど心が揺さぶられました。
私はずっと尊に愛されて大切にされていると思っていました。その気持ちには変わりはないけれど、同時に私は尊に籠の中に閉じ込められている―。本当の私は、この籠の中から飛び出したかったのだと。
私自身を肯定してくれる健太さんとの出会い…でもそれはさらなる困難の始まりでした。