2022年10月29日09時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
■前回のあらすじ
切迫早産で入院することになり、おなかの張りをおさえる点滴の投与がはじまりました。
こんにちは、宝あり子です。
■注射嫌いの私が24時間の点滴生活
私は注射が嫌いです。
注射の針が刺さっていると思うだけでクラクラしてしまいます。
妊婦健診でときどき採血があるので、そのたびにヒーヒー言っていました。
そんな注射嫌いのわたしが点滴をすることになり…。
24時間の点滴生活が始まり、とてもショックでした。
ちなみにこの点滴生活でさらに注射嫌いに磨きがかかった私は、「もう点滴生活は送りたくない…」と思っていたのに、乳がん治療で抗がん剤を点滴を始めることになるのは、また数年後のお話…。
■点滴「ウテメリン」の副作用
さて、そんな注射嫌いな私がウテメリンの点滴を開始して、しばらくすると点滴の副作用が出てきました。
身体が熱くて汗が止まらず、パジャマは汗でびしょびしょになりました。
さらに動悸も起こり苦しかったです。
とはいえ、最初は点滴の副作用なのか分からず、点滴交換にきた看護師さんに聞きました。
やはり点滴の副作用でした。
看護師さんいわく、しばらくすると身体が慣れて副作用も落ち着くとのことでした。
ですが、慣れるどころか手の震えも起こり始めました。
この手の震えの副作用は食事のときにお箸が持てなくて困りました。
なんとかお箸を持って必死に食べ進めていましたが、手に力を入れようとすると手がつってしまい、結局あまり食事ができませんでした。
身体の熱さ、汗、動悸、手の震えといった副作用は、点滴開始から3日ほどたち、ようやく落ち着きました。
入院から最初の3日間は副作用もあったし、突然の入院に心が追いつかず特につらかったです。
■同意書にサインして残ったモヤモヤ
入院初日でまだ頭が混乱している上に点滴の副作用が始まり、つらかったときに入院の手続きに事務の方が部屋にやってきました。
そこには入院による部屋使用料、サービス料などで保険適用外の料金が一日ごとに8,000円かかる旨が記載されていました。
切迫早産の入院は正期産まで退院できず、長期になることが多いです。
私も1ヶ月ほど入院することを考えると高額に感じました。
しかし、サインするしか選択肢はないと思ったので、その場でわたしはサインをしてしまいました。
結局1ヵ月ちょっと入院して保険適用外の治療なども行い、高額療養費制度を利用しても入院費は約1ヶ月で50万ほどかかりました。
切迫早産で入院した友人に話を聞いてもサービス料などはなく、ほかの病院ではこんなに入院費はかからなかったといいます。
私は大部屋を希望しており、個室を利用しておらず、通常であれば差額ベッド代はかからなかったはずで、サービス料というのもどんなサービスに料金がかかっているのか分からないままサインをしてしまいました。
しっかり確認して納得した上でサインをしなかったことに後悔しました。
こうしてわたしの切迫早産入院生活が始まりました。
続きます。
※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。