2022年11月10日12時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
■前回のあらすじ
思い出のバーに現れたのは、夫ではなく翔。一人で飲むつもりだったと強がる美沙に、「そんなタイプじゃないでしょ」と相変わらず優しい翔。さらに翔は、美沙を抱きしめキスを…。
突然、翔からキスをされたことに戸惑いながらも、平静を装ってタクシーに乗ったのですが…。
仕事のミスは私が自分の文章を過信しすぎてクライアントの要望をきちんと飲み込めていなかったことが原因でした。私のことを疎んでいるから絡んできていると思っていた先輩は、実際には私の仕事の進め方や内容を見て危ないと思って注意していたのでしょう。もしかしたら弘毅もそのことをわかっていたのかもしれません…。
そして昨日どうしていいかわからないまま別れてしまった翔ときちんと話をしなければと待ち合わせ場所へ。いつも私のためを思って話してくれる翔の言葉は、付き合っていた時はすごくうれしい言葉でした。でも今日伝えようとしたのは「よりを戻すつもりはない」ということでした。弘毅と翔を心の中でさんざ比べながら、それでも私が一緒にいたいと思うのはひとりだけでした。誤解を招く行動を取ったことを謝ろうと思ったその時に実家から電話がかかってきて…。
しかしその頃、弘毅がまさか私と翔が一緒にいるところの写真を受け取っていたなんて思いもしなかったのです…。
(ウーマンエキサイト編集部)