2022年09月06日10時00分 / 提供:ウーマンエキサイト
■前回のあらすじ
市の親子通園事業「おちびさん教室」に初めて行ったものの、どんちゃんは不安から大泣きをし始めて、収拾がつかなくなってしまい…。
■ここもダメなの…!? マイナスな考えがよぎったとき
初めての場所、初めての人たち、何をするのかわからない不安…。そんな恐怖からパニックとなり、どんちゃんは大泣きしてしまいました。
ココもどんちゃんがいるのは難しい場所なのか…。ココへ通うことが難しいとなったら、一体どんちゃんはこれからどうしていったらいいのか…。
どんちゃんが大泣きする中、マイナスなことばかり考えていた私に…。
私とどんちゃんの元へ、どんちゃんの担当となる先生がきてくれました。
障がいのある子、ない子にかかわらず、大勢が集まる場所で子どもが大泣きしたら、「どうにかして1秒でも早く泣き止ませなければいけない」、私はずっとそう思っていました。
でもこの場での先生の対応はそれとは真逆なものでした。
■コミュニケーションが初めて成り立った!
「初めての場や人見知りで泣いてしまうのは、いつもと違うということがわかっているということ。とても賢いことなんです
それに大きな声で泣けるのは、すごくいいこと。だって発語の基盤なんですから」
と担任の先生は言ってくれました。
どんちゃん本人は、何が起きているのかわからない、というような顔をしていましたが、先生の言葉に今度は私が泣きそうに。
いつの間にか、泣き止んでいたどんちゃんは、周囲の先輩たちをじっと観察していました。
そして、先生から「どんちゃんもやってみる?」とボールを渡され、ボールを受け取るどんちゃん。
初めての「おちびさん教室」で、コミュニケーションが成り立った瞬間でした。
そのとき、私はどんちゃんの居場所はきっと見つけられると確信しました。
※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。