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【ユネスコ無形文化遺産】チュニジア発の調味料「ハリッサ」とは?発祥やおいしい使い方を紹介!

2025年09月10日07時00分 / 提供:E・レシピ

チュニジアの伝統調味料「ハリッサ」は、2022年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。家庭ごとにレシピが伝わるほど、人々の暮らしに深く根付いた存在です。

今回は、ハリッサの特徴や歴史、いつもの料理に取り入れやすい活用法をご紹介。異国情緒あふれる味わいを堪能してみませんか?

■ハリッサとはどんなもの?

ハリッサとは、赤唐辛子をベースにした辛口の調味料のこと。ニンニクやクミン、コリアンダーなど複数のスパイスを組み合わせることで、奥深い味に仕上がります。単なる辛味だけでなく、香りや塩味などが複雑にからみ合い、独特の風味を生み出します。

ハリッサは主に2種類あり、ひとつは日本でもおなじみのペーストタイプ。乾燥唐辛子にスパイスやオリーブオイルなどを混ぜて作り、濃厚な味わいと鮮やかな赤色が特徴です。もうひとつは、乾燥させたスパイスをブレンドしたタイプ。こちらは好みに合わせて味の調整がしやすく、手軽に作れるのが魅力です。

■ハリッサの歴史と発祥

ハリッサの発祥は1500年代とされています。スペイン統治時の1535〜1574年頃、初めて唐辛子が北アフリカに伝来し、ハリッサが生まれたとされています。

名前の由来は、アラビア語の「叩く」「砕く」を意味する言葉。唐辛子を叩いて作ったことから名付けられました。

その後、家庭の食卓からレストラン、さらには祝祭の料理にまで広まり、現在も多くの人々が手作りを続けています。まさにチュニジアの食文化を象徴する調味料と言えるでしょう。

■いつもの料理にプラス!「ハリッサ」の使い方5選
【ミートソースの隠し味に】基本のミートソースのパスタ

ミートソースを煮込むときにハリッサを少量加えると、深みのある味わいになり、大人の食卓がワンランクアップ! レシピでは合いびき肉を使っていますが、ラム肉を加えるとスパイシーな香りがより一層引き立ちます。

【チャーハンの味付けに】エビチャーハン

家庭料理の定番チャーハンも、ハリッサを加えるだけで一気にエスニック風に早変わり! しょうゆの代わりに使えば、唐辛子の辛さとスパイスの香りがごはん全体に広がります。暑い日のランチにぴったりの、食欲そそる一皿です。

【炒め物の調味料として】野菜炒め

焼肉のタレをハリッサに代えると、スパイシーな野菜炒めに。ハリッサにはさまざまなスパイスや調味料が入っているので、これだけで味がピタリと決まります。辛いのが好きな方は、豚肉の下味にハリッサを加えても良いでしょう。

【肉や魚ソテーのソースとして】チキンのソテー

チュニジアでもソテーの味付けによく使われるハリッサ。しょうゆを半量にし、ハリッサを混ぜて鶏もも肉にからめると、皮はパリッと身はジューシーに焼き上がり、ハリッサの香りがフワッと広がります。少し濃いめの味付けは、ごはんやパン、ビールと相性抜群。冷めても風味がしっかり残るので、お弁当にもおすすめです。

【タコサラダの味付けに】タコとトマトのサラダ

チュニジア料理によく登場するタコを、チュニジア風サラダにアレンジするレシピです。材料にイタリアンパセリを追加し、酢と塩をハリッサに代えましょう。仕上げにレモン汁を加えると、酸味と爽やかな香りが食欲を誘う一品に。ワインと一緒に楽しめば、食卓が華やぎます。

■チュニジアの万能調味料「ハリッサ」を食卓に!
チュニジアでは、ハリッサは日本の味噌やしょうゆのように、食卓に欠かせない調味料として親しまれています。少量加えるだけで、料理がグッとエスニックに変身。パスタや炒め物、サラダなど、普段のレシピに取り入れやすいです。

さらに、ハリッサに含まれる唐辛子やスパイスにはカプサイシンやビタミン類が含まれ、体を温めたり代謝を助けたりする効果が期待されていますよ。

最近では輸入食材店や大手スーパーなどでも手に入るので、ぜひ食卓に取り入れて新しい味わいを楽しんでみてください。
(ともみ)

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