2023年01月01日22時28分 / 提供:東京バーゲンマニア
読者投稿「私の黒歴史聞いて!」シリーズ
・こんなときに限って憧れの先輩と会うんです <Iさん:20代女性(東京都)の体験談より>
最悪な状態でも先輩に会いたい
たくさんお酒が飲めることに自分の存在価値を見出していた学生時代。その夜も友人らと調子に乗ってお酒を飲んでベロベロの状態に。とはいえ基本的に気分が悪くなることはなく、いつも楽しく飲める程度に自分を保っていました。
ただその夜だけは〆のラーメンを食べる気分にもなれず、気分の悪さと悪戦苦闘していました。
「ああ、これはまずいな...」と感じ、思わず、繁華街近くの排水溝にうずくまっていると、遠くから5人くらいの集団がこちらに歩いてきました。
横目で確認すると見覚えのある顔が一人。当時ちょっとかっこいいと思っていた先輩でした。まさかこんなタイミングで会うなんて......! でも恥ずかしさよりも一瞬嬉しさが出てきてそのまま話しかけようと思いました。
表情の奥でドン引きがわかる
ただ自分の今の状態を冷静に確認してみると、髪は乱れ、顔面蒼白、ヤンキー座りでべろべろの状態です。早くこの場から立ち去らなきゃという気持ちとはあるのですが、体は動かず、どうにかしなきゃ。でも先輩の顔は一目でもいいから拝みたい......。
そんな葛藤のなか、ぱっと顔を上げたタイミングで先輩と目が合いってしまいました。
その瞬間、「え、もしかして○○?」と気づかれてしまい、絶望の自己紹介タイムに。心配する表情の奥でドン引きする先輩の姿を見て、二度とお酒に飲まれないようにしなければならないと誓いました。
その朝、なんとか電車に乗れたものの、案の定乗り過ごし、県を超え山を越え、見知らぬ土地の寒さで目が覚めました。
すべてが夢であってほしいと思いつつ、澄み切った空気と雄大な山を眺めながら見た朝日はとても綺麗でした。
「私の黒歴史聞いて!」を募集しています
誰にでも言える話じゃないんだけど......。
そんな"やっちゃった話"や"忘れたい黒歴史"をここで吐き出してスッキリしませんか?
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