2025年09月24日18時00分 / 提供:valuepress
精神医療の歴史と現状を明らかにする CCHR移動式展示会日本ツアー
メンタルヘルスについての重要性が高まる今日、市民の人権擁護の会日本支部(CCHR Japan)は、精神医療の歴史と現状を明らかにし、より良いメンタルヘルスを実現するための情報を広く市民に啓発する移動式展示会を日本各地で開催しています。
今年は千葉、浅草、渋谷、大阪、神戸で開催し、多くの反響を得ています。同会国際本部(米国ロサンゼルス)に常設されている博物館(Psychiatry: An Industry of Death Museum)の内容を日本人にも知ってもらうために日本語で作成されたパネルとドキュメンタリーが展示され、医師、看護師、弁護士、議員、市長、公務員、教員、保育士など、様々な立場の人々が情報を学びました。
今年は特に精神科病院における虐待や違法行為が次々と暴かれ、広く報道されるようになったため、来場者の反応や理解度も以前と全く違いました。「こんな非人道的な行為が治療とされていたとは驚いた」「精神医療のことなど自分には関係無いと思っていたが、自分自身や家族を守るためにも皆が真実を知るべきだとわかった」といった感想が次々と寄せられました。
診断・投薬・症状の軽減に偏重した従来の治療モデル(生物医学的モデル)から脱却し、人権に基づいたケアに転換するよう、WHOや国連などの国際機関が方針を明確にした現在、世界のメンタルヘルスは大きな転換点を迎えています。一方、日本の精神医療はいまだに入院・投薬中心主義であり、旧態依然の治療モデルに固執しています。その現状を打破するために、様々な立場の人から声が上がることが必要です。
市民の人権擁護の会日本支部は、今後さらに啓発活動を広げるため、展示会日本ツアーをさらに強化する予定です。
https://cchrjapan.org
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市民の人権擁護の会は、アメリカの人道主義者L.ロンハバードの調査内容に基づき、1969年、精神医療による人権侵害を調査・摘発するために、サイエントロジーと米シラキュース大学名誉教授のトーマス・サズ博士(故人)によって創設されました。