2025年06月24日18時00分 / 提供:valuepress
生物多様性をテーマに、約1,000種のクッキーアートを手がけるクリマロコレクション(本社:三重県、代表:栗田こずえ、以下クリマロ)は、7月18日、国立科学博物館(東京都台東区)のアンモナイト研究者・重田康成氏とコラボし、古生物をモチーフにした「アンモナイトシリーズ」クッキーアート9種を展開します。
背景:古生物や化石から学ぶ生物多様性
アンモナイトは約4億~6600万年前の海に生息していた、殻を持つイカやタコの仲間の古生物です。化石は地球の歴史や生態系の変化を読み解く重要な手がかりとされます。また絶滅の背景に触れることは、現存する生きものへの敬意や、生物多様性の重要性を再認識するきっかけとなります。
アンモナイトクッキーを通じた環境教育
クリマロではこれまで、生物多様性への関心を高めるため、絶滅の危機にある生きものや、図鑑でしか見られなくなった存在の魅力を、親しみやすい「クッキーアート」で表現してきました。
古生物は特に未知性が高く、アンモナイトの形状や生態、古代の海洋環境を想像することは、知的探究心をくすぐり、地球環境を学ぶ入り口となります。
アンモナイト研究者とのコラボレーションへ
こうした視点に共感いただいたのが、国立科学博物館のアンモナイト研究者・重田康成氏です。古生物学の分野で、アンモナイトの進化や形態に関する研究に注力されています。
「未知の生きものを解明していく過程はとても面白い。化石は日常生活からは遠い存在ですが、クッキーという身近な形にすることで、親しみが生まれる。そこから古生物の生態や進化、地球環境の変化に思いを馳せてもらえたら」と今回のコラボレーションが実現しました。
専門家の知見に、クッキーという身近な表現を融合させることで、誰もが楽しみながら学べる環境教育コンテンツとしての可能性を広げていきます。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDgwNCMzNTc5OTUjNzQ4MDRfYmVsUGZWZ0t1aS5wbmc.png ]
アンモナイトシリーズについて
アンモナイトの特徴を生かした9種類のデザインを展開します。
ニッポニテス|ユーバリセラス|パキディスカス|マリエラ|ハイポツリリテス|ノストセラス|ゴードリセラス|ハイパープゾシア|ペロニセラス
価格:600円(税込)~
期間:7月18日(金)~
場所:国立科学博物館「くじらカフェ」
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDgwNCMzNTc5OTUjNzQ4MDRfQXRVZXhuUXhBUC5wbmc.png ]
【こだわり】アンモナイトは、殻の巻き方、殻上の線の方向やその強弱、イボやトゲの有無や数などによって1万以上の種類に分けられています。アンモナイトクッキーアートでは各種の特徴をわかりやすく表現しています。これらの実物化石は、国立科学博物館・日本館3階のアンモナイト展示コーナーで見ることができます。ぜひ実物化石を探してみてください。
【修正例】ニッポニテス:U字の蛇行や表面の線の方向を表現することでリアルに|ユーバリセラス:イボのライン|パキディスカス:らせんの幅|ノストセラス:殻上の線の方向|ハイパープゾシア:殻の後半部分の突起の強調|ゴードリセラス:線の方向など
【制作】いきものクッキーアートクリエイター「kurita」が制作を担当
【国立科学博物館VR】
https://mpembed.com/show/?m=d6myTR743Eq&mpu=386&sm=1&sr=-1.57,-1.51&ss=418&sp=31.37,10.47,-16.93
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDgwNCMzNTc5OTUjNzQ4MDRfQUZ5cWtkVnpqUi5qcGc.jpg ]
今後の展開
夏休みに向けて、新たなコラボ作品や専門家とのワークショップを順次開催予定。専門家との対話や体験を通じ、子どもから大人までが楽しめる環境教育・体験型学習の拠点化を図ります。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NDgwNCMzNTc5OTUjNzQ4MDRfekdyR1FSeXRldC5qcGc.jpg ]
重田康成氏
国立科学博物館生命史研究部グループ長、筑波大学連携大学院教授。1964年、広島県生まれ。1992年、東京大学大学院博士課程修了、博士(理学)。専門は古生物学。世界中の地層からアンモナイトを掘り出し、「どのような生物か」「どこに住んでいたか」「どのようにして化石になったか」などをテーマに研究を進めている。著書に「アンモナイト学」(東海大学出版会)、アンモナイトに関する学術論文多数など
国立科学博物館
住所:東京都台東区上野公園7−20|電話:050-5541-8600|HP:https://www.kahaku.go.jp/
株式会社クリマロ
失われつつある生物多様性に関心を持ってもらうことを目指して、生きものの魅力を「クッキー」という形で表現する活動を続けています。代表・栗田こずえは、幼少期に田んぼや森で出会った多様な生きものとの原体験をもとに、2016年よりクッキーアートを開始。時には専門家の監修のもと、これまでに約1,000種を超えるいきものクッキーを制作してきました。
住所:三重県桑名市北鍋屋町84-1|代表者:栗田こずえ|設立:2016年|電話:0594-41-5837|公式サイト:http://cookie-kurimaro.com