2023年12月25日10時00分 / 提供:valuepress
鹿児島工業高等専門学校(鹿児島県霧島市 校長:上田悦子 以下「鹿児島高専」)は、「第32回九州沖縄地区高専フォーラム」を令和5年12月2日(土)に開催しました。九州沖縄地区高専フォーラムは、平成3年(1991)年に第1回を開催して以降今日まで、高専教育が抱える様々な問題について議論を重ねてきました。本フォーラムは、高専教育に携わっている皆様に高専教育について理解を深めていただく場を提供すると同時に、九州沖縄地区高専の教職員や学生に日頃の研究成果を発表する場にもなっています。
九州沖縄地区⾼専フォーラム 概要
開催日時:令和5年12月2日(土) 13:00~17:05
開催方法:対面及びリモート参加のハイブリッド方式
主 催:九州沖縄地区高専フォーラム協議会
独立行政法人国立高等専門学校機構鹿児島工業高等専門学校
後 援:日本化学会九州支部化学教育協議会
鹿児島高専テクノクラブ(KTC)
講演第一部:九州沖縄地区高専フォーラム教育研究発表会
(九州沖縄地区高専教員または学生の教育研究発表)
講演第二部:社会のwell-beingに関する取り組み
1. 特別講演 鹿児島高専 逆瀬川 栄一准教授
2. 特別講演 鹿児島高専テクノクラブ 会長 鶴ケ野 未央氏(株式会社九州タブチ代表取締役社長)
3. 特別講演 日本電気株式会社 平本 憲由氏、鈴木 浩司氏、永田 裕菜氏
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フォーラムの第一部では、九州沖縄地区の各高専の教員及び学生による教育研究発表が、2つのチャンネルに分かれて行われました。第1チャンネルでは学生4名と教員3名、第2チャンネルでは学生6名と教員2名による発表が行われ、それぞれのチャンネルで発表後には、活発な質疑応答が行われました。
第二部では、社会のwell-beingに関する取り組みについて、3組の講師による特別講演が行われました。まず最初の講演は、鹿児島高専の逆瀬川准教授による「Well-beingを志向する鹿児島高専の技術者教育」で、教えられる教育から自ら学ぶ教育への転換を目指す「Positive Education」への取り組みについての講演でした。
次は、鹿児島高専テクノクラブ会長 鶴ケ野未央氏による「Well-beingな組織を目指して」でした。わが子が働きたい・働かせたいと思える魅力的な会社にするための様々な取り組みとして、自ら考え行動する「7つの施策」について講演していただきました。
最後は、日本電気株式会社Digital ID事業開発統括部 平本憲由氏・鈴木浩司氏・永田裕菜氏による「社会貢献を目指すWell-beingにつながる取組みのご紹介」でした。話題の生成AIも含めたデジタルツールと、我々との共存に際して、それらが皆にとっての幸福度にどのように寄与するのか、またWell-beingには何が重要なのかについて講演していただきました。講演終了後には参加者から多くの質問・意見交換があり、大変意義のあるフォーラムとなりました。
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鹿児島高専について
所在地:鹿児島県霧島市隼人町真孝1460-1
校長:上田 悦子
設立:昭和38年4月
URL:http://www.kagoshima-ct.ac.jp/
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDM5NCMzMjk5MjgjODAzOTRfeWxWQkRGWlR4ZC5KUEc.JPG