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【新刊発売】ぼくたちは、未来に向かって、縄文の古層へ旅をする『新版 縄文聖地巡礼』12月19日刊行

2023年12月19日11時00分 / 提供:valuepress

株式会社イースト・プレスは『新版 縄文聖地巡礼』(坂本龍一、中沢新一・著)を2023年12月19日に刊行します。

書誌詳細>>
https://eastpress.co.jp/goods/detail/9784781622743
Amazon>>
www.amazon.co.jp/dp/4781622747

[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3ODYxMiMzMjk3NjQjNzg2MTJfaXBLU1NZcFVXcS5qcGc.jpg ]
以前から縄文文化に深い関心を寄せてきた音楽家の坂本龍一氏と、人類学者の中沢新一氏が、縄文の古層に眠る、わたしたちの精神の源泉に触れるため、聖地を巡り、語り合います。
2010年に刊行され、現在入手困難となっていた『縄文聖地巡礼』に中沢新一さんの書き下ろしを加え、装いも新たとなった待望の新装版となります。

諏訪、若狭、敦賀、奈良、紀伊田辺、鹿児島、そして青森へ―――
社会的な状況が大きく変化している現在、これからのビジョンを見つけるために、ふたりが人間の心の始まり「縄文」へと潜っていきます。

【目次】
なにを、どうつたえ、つくっていくのか
縄文とは何か
プロローグ 三内丸山遺跡からはじまった、ふたりの旅
第一章 諏訪
第二章 若狭・敦賀
第三章 奈良・紀伊田辺
第四章 山口・鹿児島
第五章 青森
エピローグ さらなる旅に向けて
旅のしおり

[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3ODYxMiMzMjk3NjQjNzg2MTJfcFNOdWhzTERRdC5qcGc.jpg ]
【本文「なにを、どうつたえ、つくっていくのか」より】
2004年の秋から数年間かけて、ぼくは坂本龍一さんと一緒に、列島の各地に残る縄文遺跡を訪ねる、「巡礼」の旅をおこないました。日本列島に住んでいた先住民族のことをもっと知っておきたい、という彼の希望を受けての旅でした。
2001年にアメリカで起きた9・11の同時多発テロ事件の起こった直後から、坂本さんにはこの思いが強くなっていたようです。当時のメールにはこんなことが書かれています。「死ぬときは、母国語の通じるところで死にたいと思う。と同時に、日本人とはなにか? もっと知りたいと思う。この列島に住んでいた先人たちのこと、当時の自然環境、彼らの暮らしのことをもっと知りたい。それを知らないと、いまの自分が見えてこない気がする」。
9・11は、グローバル化した資本主義に覆われていく世界の現状を、ぼくたちに強烈に見せつけました。その事件に衝撃を受けた坂本さんが、縄文の世界を知りたいと強く願ったというところが、いかにも彼らしい発想です。彼は現在の資本主義や国家の先に出てくるはずの、新しい世界の原理を求めていましたが、そのヒントが、商品経済ならぬ贈与経済で動き、国家を持たない縄文の世界にひそんでいる、と直感したのでした。
ぼくたちは、諏訪大社周辺の中期縄文の遺跡、若狭や敦賀の初期縄文遺跡、南紀田辺の南方熊楠邸、縄文人が初めて本州に上陸した大隅半島、青森県の晩期の縄文遺跡などをめぐる旅に出かけました。それは文字どおり巡礼の旅でした。巡礼をすることで、人は自分の魂たましいの原郷に戻ろうとしますが、「日本人とは何か?」という問いをかかえて、ぼくたち二人は、原日本人たる縄文の「聖地」への巡礼を繰り返したのです。(中沢新一)

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