2023年09月01日10時00分 / 提供:valuepress
株式会社福島三技協(福島県福島市 代表 後藤貞明)は2023年9月13日(水)~15日(金)に開催される「第12回[国際]風力発電展[秋]」(WIND EXPO 主催:RX Japan㈱)に出展します。
■「WIND EXPO[国際]風力発電展」とは
「WIND EXPO[国際]風力発電展」は、風力発電事業に携わる企業・団体が一堂に会し、関連する製品や技術、サービスを紹介する展示会です。世界最大級の新エネルギー総合展「第20回SMART ENERGY WEEK」を構成する風力発電部門を担い、風車から風力発電所の建設、保守・運用、洋上風力技術に関するあらゆる製品・技術、サービスが結集します。再生可能エネルギーに関する専門家が世界各国から来場する国際展示会として、日本の風力発電の普及に大きく寄与することが期待されています。
■業界初!ドローンを使った大型風力発電機ブレード点検【Dr.Bee】
福島三技協は、ドローンを使った大型風力発電機ブレード点検【Dr.Bee】を世界に向けて紹介します。【Dr.Bee】は2019年から開発を始め、2022年春に実際に運用している商用風車での実証試験に成功しました。
<【Dr.Bee】とは>
【Dr.Bee】は、福島三技協が開発したドローンによる大型風力発電機ブレード点検装置です。実際に高所作業の訓練を受けたメンテナンスチームのノウハウを開発に組み込み、これまでにない技術としてドローンに搭載しています。この技術の確立により大型風力発電機のメンテナンス作業は、有人、無人双方からのアプローチが可能となり、作業員の危険回避に大きく寄与するものとして期待されています。
<【Dr.Bee】開発の足跡>
2019年 4月 開発スタート
2020年 2月 福島ロボットテストフィールドでの実証試験に成功
2021年 2月 産総研(福島再生可能エネルギー研究所)での実証試験に成功
2021年 3月 「飛行体および導通検査方法」に関する国内特許を取得
2022年 5月 運用中の商用風車での実証実験に成功(秋田県・福島県)
2022年12月 米国に対する出願
2023年 4月 Dr. Bee2号機開発開始(自動追尾システム搭載)
2024年3月完成予定
<【Dr.Bee】性能向上ポイント>
① 耐風速向上 :風速10m/S ⇒ 20m/Sにアップ
② ペイロード(積載量) :10㎏ ⇒ 15.9㎏にアップ
③ 飛行時間(無積載時) :20分 ⇒ 50分にアップ
④ 最高速度(無積載時) :40Km/h ⇒ 120km/hにアップ
⑤ 高性能RTKシステム搭載
⑥ コンパクトなパンタグラフ型ロボットアーム搭載
⑦ ブレード先端への自動追尾システム搭載(開発中)
初号機から改善された【Dr.Bee】2号機の実証実験は、その独自性、優位性、将来性を裏付けるものとして十分なオンリーワン技術であることが証明されました。
<【Dr.Bee】の評価>
風力発電設備の点検における作業の安全確保や低コスト化、再生可能エネルギー活用促進への寄与などが評価されました。
2020年 10月 第9回ふくしま再生可能エネルギー産業フェア RIEFふくしま大賞受賞
2023年 2月 第8回ふくしま経済・産業・ものづくり賞 銀賞受賞
2023年 2月 ふくいろきらりプロジェクト10周年 地域産業貢献賞受賞
■「WIND EXPO [国際]風力発電展」出展概要
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MDA3IzMyNDI1MCMzMjQyNTBfYjU0MTc0NGRhZGFlN2UxOTI4MDFmNWQzM2U0YjA4MGEucG5n.png