温泉で隣から聞こえてきた明日歌の嬌声と礼司の荒い息づかい…。奏は二人の間に起きたことを察して、部屋で一人物思いにふけっていた。そんな奏に幸祐は「礼司との夜の営みって、どうだったの?」と改めて問いかけてくる。お互いの愛情とは裏腹に、礼司との行為で満たされていなかった奏。満足する礼司とは対照的にあまり気持ちよくなれず、そのことを誰にも相談できず一人きり抱え込んでいたのだった。自分が感じづらいせいだと思っていたが…。「どうして幸祐くんとはあんなに…?」そんな心の声が聞こえているかのように、幸祐は「奏ちゃんが礼司とも感じられるように、手伝ってあげたいんだ」と迫ってきて…。