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一大史料叢書『史料纂集』を完全デジタル化、2023年1月から配信開始 ~図書館向け知識データベース「ジャパンナレッジ」でサービス開始~

2022年12月12日12時00分 / 提供:valuepress

株式会社八木書店は、日本の歴史・文化研究の分野で長年、基本文献として利用され続けている『史料纂集』をデジタル化し、2023年1月10日から「ジャパンナレッジ」(株式会社ネットアドバンス(小学館グループ)運営)にて、紙面画像とフルテキストのデータベースの配信を開始します。初回はJKBooks「Web版史料纂集 第1期 古記録編 平安・鎌倉・南北朝」として12書目(43冊)を収録します。

■『史料纂集』とは
『史料纂集』は日本の歴史・文化研究で必須の重要史料を、使いやすく文字起こし(翻刻)した一大史料集成です。学界最高水準のテキストを提供し、現在まで266冊を刊行しています(古記録編214冊、古文書編52冊。2022年12月現在)。
※「古記録」とは天皇・公卿をはじめ、僧侶・神官など当時の人々が記した日記のことを指します。

 『史料纂集』が翻刻している古記録は大部分が同時代史料です。例えば平安時代の貴族・藤原行成の日記である『権記』がその代表例です。同時代史料とは後世に編集・作成された史料ではなく、その当時に記された史料を指します。これらは時代を示す素材そのものということになります。

■「Web版史料纂集」とは
「Web版史料纂集」は法人・機関向けの「ジャパンナレッジLib」の電子書籍プラットフォーム「JKBooks」にて、『史料纂集』(一部『史料纂集』シリーズ外の書目を含む)の紙面画像と新字のフルテキストデータを提供します。『史料纂集』の電子書籍化は今回が初となります。
※「Web版史料纂集」は図書館・法人向けのサービスとなります。

「ジャパンナレッジ」は株式会社ネットアドバンスが提供しているオンラインプラットフォームで、様々な辞典類、各種叢書、史料集を収録し、一括検索も可能な国内有数のデータベースです。

■Web版の特長
・書籍版の底本は重版、改訂が加わった書目は最新のものを利用しました。
・フルテキストデータは新字体で作成。全文検索・閲覧が可能で、用例・事例の調査に最適です。
・年月日情報での検索・並べ替え、書目・時代別などでの絞り込み検索を実現しました。
・「群書類従」など「JKBooks」収録の他コンテンツと連携できます。多くの主要な史料集との同時一括検索も可能で、新しい観点からの史料の解読が期待されます。また、図書館でのレファレンス利用などにも有用です。

■Web版の詳細
「Web版史料纂集」の詳細は弊社提供のチラシのほか、下記掲載の動画をご覧ください。本動画は2022年10月の「図書館総合展」にて開催されたオンラインフォーラム「研究が変わる!参考調査の常識も変わる! 現役図書館員がズバリ聞く『ジャパンナレッジ版 史料纂集』」を録画したものです。本フォーラムは書籍版・Web版の『史料纂集』を詳細に紹介しています。

動画はこちらから(株式会社ネットアドバンスのウェブサイト掲載)
https://japanknowledge.com/event/report/20221110.html?25

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