2025年06月25日16時30分 / 提供:DreamNews
1,3-ブチレングリコールは、二価のアルコール化合物であり、保湿性や溶剤性に優れる性質から、化粧品、医薬品、食品添加物など幅広い分野で使用されている。特に化粧品用途においては、皮膚への刺激が少なく安定性が高いことから、敏感肌向け製品や自然派コスメに採用されることが多く、グリセリンの代替成分としての役割も果たしている。また、抗菌補助効果や肌の柔軟性を保つ機能が注目されており、多機能な成分としての位置づけが進んでいる。
技術面では、従来の石油化学由来に加え、バイオマス原料を利用した製造技術が開発されており、持続可能な製品開発への貢献が評価されつつある。発酵法や酵素法などのバイオプロセスにより、環境負荷を抑えながら高純度な1,3-ブチレングリコールの製造が可能となり、エシカル消費やSDGsへの対応を求める市場ニーズと合致している。さらに、化粧品の製剤設計においても、他の保湿剤との相溶性や揮発性の調整に適しており、製品の安定性と使用感を高めるための重要な調整因子としても活用されている。
LP Information調査チームの最新レポートである「グローバル1,3-ブチレングリコール市場の成長2025-2031」によると、2025年から2031年の予測期間中のCAGRが7.2%で、2031年までにグローバル1,3-ブチレングリコール市場規模は3.7億米ドルに達すると予測されている。
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