2025年11月26日11時20分 / 提供:Digital PR Platform![]()
共栄大学(埼玉県春日部市/学長:平林信隆)国際経営学部・伊藤大河准教授ゼミの学生らは、このたび「隠れて撮れる人力VRカート」を開発し、実用新案登録を取得した。学生自身が設計・製作した同装置は、揺れを抑えた滑らかな映像が撮影可能であるとともに、撮影者が映像内に入り込むことなく360度映像を制作できる。学生らはこの装置を活用してVR映像制作の精度を高め、地域イベントや企業イベントへの展開につなげている。12月7日(日)に開催される東武鉄道の「2025東武ファンフェスタ」では、この装置で撮影したVR映像を公開する予定。
伊藤ゼミでは、メディアやポップカルチャーを中心としたICT研究活動を展開している。「隠れて撮れる人力VRカート」(実用新案登録名「VR撮影人力移動装置」)は、ゼミ生らが学びの中で生じた課題を出発点として新たに開発した。
この装置の開発の発端となったのは、2024年に伊藤ゼミが手掛けた、東武鉄道の新型特急「スペーシアX」車内のVR映像の制作。当時は手持ちカメラで先頭から最後尾までを歩き通しながら撮影したが、「映像が揺れるためVR酔いが発生しやすい」「後ろを振り返ると撮影者が映り込んでしまう」といった課題が明らかになった。
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