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昭和医科大学らの共同研究チームが、百人一首にも詠まれるシダ植物の新種を兵庫県で発見 「タジマノキシノブ」と命名

2025年11月14日11時20分 / 提供:Digital PR Platform

昭和医科大学(東京都品川区/学長:上條由美)の藤原泰央講師(富士山麓自然・生物研究所)、千葉大学の綿野泰行教授(大学院理学研究院)、兵庫県立人と自然の博物館の村上哲明館長らによる共同研究チームは、百人一首にも詠まれるシダ植物で、日本全土でよく見られるノキシノブ類の未記載種を兵庫県で発見しました。遺伝解析と形態比較の結果、この植物が種間交雑で生まれた日本固有の新種であることを明らかにし、和名「タジマノキシノブ」(学名:Lepisorus tajimaensis T.Fujiw.)と命名しました。

【研究の背景】
ウラボシ科ノキシノブ属(Lepisorus)は東アジアから東南アジアにかけて広く分布する着生のシダ植物で、世界に90種ほど存在することが知られています。このグループは形態的特徴に乏しく、正確に種を特定するには微小な形質の観察が必要なため、種の認識が非常に難しいシダの一つです。

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