2025年11月11日11時20分 / 提供:Digital PR Platform![]()
立教大学大学院人工知能科学研究科 (所在地:東京都豊島区、研究科委員長:大西立顕) の石川真之介 特任准教授、大庭弘継 特任教授、株式会社 豆蔵 (本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中原徹也) の藤堂真登、荻原大樹による研究グループは、大規模言語モデル (Large Language Model, LLM) が、与えられた情報に対し、実際には存在しない誤った規則性を見出してしまうことを発見しました。
人間における同様の傾向は、イギリスの哲学者フランシス・ベーコンにより「種族のイドラ」という用語で指摘されています。今回の発見は、AI にも人間と同様の「種族のイドラ」が見られることを示した結果と言えます。
この成果をまとめた論文 "The Idola Tribus of AI: Large Language Models tend to perceive order where none exists" が、計算言語学会 (Association for Computational Linguistics, ACL) が主催する、自然言語処理分野を代表する国際会議のひとつである The 2025 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing (EMNLP 2025) に Findings (本会議での採択に次ぐカテゴリ) として採択されました。この論文は、2025年11月5日から11月9日に中国・蘇州にて開催された同国際会議にて発表されました。
[ 続きを読む ]