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【オリックス】オリックスとカタール投資庁、共同で総額25億米国ドルの国内プライベートエクイティ投資プラットフォームを立ち上げ

2025年11月11日16時33分 / 提供:Digital PR Platform

第三者資金を活用したアセットマネジメント事業を本格展開し、大型M&Aを獲得

オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:髙橋 英丈)とカタール投資庁(本社:カタール、社長:Mohammed Saif Al-Sowaidi、以下、「QIA」)は、このたび、共同でコミットメント型※1プライベートエクイティファンド「OQCI Fund LP」(以下、「本ファンド」)を組成し、出資に関する契約を締結しましたので、お知らせします。本ファンドの投資総額は25億米国ドルです。

本ファンドは、日本企業への投資を目的とし、事業承継、上場企業の非公開化、およびカーブアウト(大企業の事業部門や子会社の譲渡)を主な対象としており、1件あたりの投資規模は企業価値で300億円以上(約2億米国ドル)を見込んでいます。

オリックスは、日本国内のプライベートエクイティ投資において、今回初めてファンドを組成し海外投資家の第三者資金を取り入れます。QIAとしても、日本市場に特化したプライベートエクイティファンドへの投資は初めてです。

本ファンドの意思決定は、ファンド運用会社(GP)※2であるOQCI GP Ltd.(本社:ケイマン諸島、以下、「本GP」)が行います。オリックスおよびQIAの2社が投資家(LP)※2として参画し、それぞれ60%、40%出資します。オリックスは、本GPに対して投資先候補の紹介、投資後のモニタリング、投資先への助言などを行います。

QIAは、カタール国の政府系ファンドです。世界最大級の政府系ファンドの一つであり、オリックス同様、幅広い資産や地域に対して積極的に投資を行うとともに、各地でグローバル企業とパートナーシップを組んでいます。

国内のM&A市場は、経済産業省の行動指針※3や東京証券取引所の経営改革要請※4を受けて、上場企業の非公開化や企業再編、カーブアウトが活発化しています。案件の大型化が進むなか、日本経済および社会の安定性を背景に、海外資本の参入も増加しています※5。

オリックスはこれまで、国内で自己資金による未公開企業への出資を中心に、30件以上の投資実績を積み重ねてきました。これまでの事業投資の経験で培った経営ノウハウを生かし、今後は従来型の投資を継続しつつ、本ファンドを通じて大型M&A案件への投資を拡大していきます。第三者資金の活用により資本効率を高め、アセットマネジメント領域を拡大し、2028年3月期にはAUM100兆円とROE11%以上の達成を目指します。

オリックスとQIAは今後、成長が期待される企業の価値向上を支援し、日本の産業発展への貢献を共に目指します。併せて、他の投資領域においても協業機会を検討してまいります。

※1 投資家があらかじめ出資枠をコミットし、ファンド運用者が条件に応じて投資対象を選定する方式。投資対象が決定されるたびに、ファンドが資金の拠出(キャピタルコール)を求め、投資家は期間・上限額の範囲内で出資する。
※2 ファンドの運営および意思決定は、運用会社であるGP(General Partner:無限責任組合員)が担う。LP投資家(Limited Partner:有限責任組合員)は出資額の範囲で責任を負い、運営には関与しない。
※3 出典:経済産業省「企業買収における行動指針」(2023年8月31日公表)(https://www.meti.go.jp/press/2023/08/20230831003/20230831003.html

※4 出典:株式会社東京証券取引所「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」(2023年3月31日公表)(https://www.jpx.co.jp/equities/follow-up/jr4eth0000004vj2-att/jr4eth0000004w6n.pdf

※5 日本企業による海外資本の受け入れは、過去10年間で件数が約3倍、取引額は約5倍に拡大。(出典:経済産業省「企業価値向上に向けた海外資本活用に関する研究会 最終報告書」(2025年6月25日公表))(https://www.meti.go.jp/shingikai/external_economy/improving_corporate_value/20250625_report.html


■本ファンド概要

[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2255/122276/700_228_2025111111121069129b7a5f4d3.jpg

■QIA概要

[画像2]https://digitalpr.jp/simg/2255/122276/700_215_2025111111121269129b7cd17a4.jpg

■オリックス株式会社 取締役 兼 代表執行役会長・グループCEO 井上 亮
QIAと今回パートナーシップを組めることを光栄に思います。QIAは国際的に大きな影響力を持つ政府系ファンドで、本取り組みがQIAによる日本経済への投資推進の一助となれば幸いです。

オリックスは、国内のプライベートエクイティ投資において豊富な投資実績と知見を有しており、本提携を通じて高い成長性が期待される企業の価値向上や日本の産業発展へ貢献していきます。

また、オリックスの投資ポートフォリオへ第三者資金を取り入れることは、資本効率の向上とアセットマネジメントビジネスのさらなる拡大につながります。オリックスは、本取り組みを当社の長期的ビジョン実現への重要戦略の一つと位置付けています。

■カタール投資庁(QIA) Mohammed Saif Al-Sowaidi, Chief Executive Officer
日本はQIAの長期的なプライベートエクイティ戦略の中核を成す市場です。規律ある企業価値評価やガバナンスを重視した投資の豊富なパイプライン、世界中の投資家からの関心の高まりを背景に、日本の優良企業とともに新たな価値を生み出す絶好の機会と捉えています。

60年の歴史を有するオリックスの初となる国内プライベートエクイティファンドにおいて、最初の国際的パートナーとして選ばれたことを光栄に思います。このパートナーシップを通じて、投資機会の最大化を図るとともに、オリックスが目指す資産運用事業のさらなる成長を力強く支援していきます。

本件に関するお問合わせ先
オリックス株式会社 グループ広報・渉外部 TEL:03-3435-3167

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