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ウイルスがゴースト使い"生存戦略" 細菌を変異させる新しい仕組みを発見 -- 摂南大学

2025年10月28日14時20分 / 提供:Digital PR Platform

摂南大学(学長:久保康之)生命科学科分子生態学研究室の見坂武彦教授と大阪大谷大学の谷佳津治教授(研究当時)の研究グループは、細菌に感染するウイルス(ファージ)が、宿主となる細菌に新たな変異を誘発する仕組みを発見しました。

ファージは「頭部」と呼ばれるたんぱく質殻の中に遺伝物質(核酸)を収納し、その核酸を細菌の細胞に注入して感染させます。しかし今回、核酸を持たないファージのたんぱく質殻「ファージゴースト」が細菌表面に吸着するだけで、短時間のうちにファージに有利となる細菌の変異を誘発することを確認しました。ファージが自身の増殖を促す「生存戦略」として、また自然環境下で細菌の変異株が生じる要因として、この仕組みが機能している可能性が示されました。
本研究成果は、 2025年10月10日に国際学術雑誌「Frontiers in Microbiology」に掲載されました。

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