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弘前大学が産学官連携で「酷暑期避難所演習」を実施 ― 酷暑から"いのち"を守る人材を地域と共に育て、災害関連死ゼロを目指す

2025年09月10日14時05分 / 提供:Digital PR Platform

弘前大学(青森県弘前市)は8月18・19日、青森県および一般社団法人避難所・避難生活学会との合同主催で「2025年度あおもり酷暑期避難所演習」を行いました。この事業は、同大大学院保健学研究科の冨澤登志子教授が企画したもので、青森県内の自治体防災担当および関係者、弘前大学の学生らを対象に実施。長期避難が予測される酷暑期災害を想定した演習として、県内の各自治体が備蓄品を持ち寄り、避難所の設置や非常食による食事、宿泊体験などを通じた実践的な訓練を行いました。そのほか、講義やグループディスカッションも実施され、地域の防災力向上に寄与する取り組みとなりました。

弘前大学では複合災害看護教育プログラムや防災士育成を推進し、災害に対応できる人材の育成に努めています。「あおもり酷暑期避難所演習」は、これらのプログラムを受講している学生たちをはじめ、県内の自治体職員、企業などが参加して行われました。

初日の8月18日は12時に開会し、弘前大学の福田眞作学長と避難所・避難生活学会の水谷嘉浩代表理事による挨拶が行われました。その後、「東北における熱中症対策」と「災害関連死を防ぐための方策」についての講義を実施。講義後は体育館で避難所設置の演習を行い、参加者はトイレや段ボールベッドの設置を体験しました。

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