2025年07月31日16時19分 / 提供:Digital PR Platform
藤田医科大学(愛知県豊明市)橋渡し研究支援人材統合教育・育成センター八代嘉美教授、株式会社ジャパン・ティッシュエンジニアリング(同蒲郡市)の井家益和顧問は、重症熱傷※1の治療に用いられる自家培養表皮「JACE®」※2が、救命の現場でどのように使用されているか、実態を調査しました。その結果、調査対象となった患者の約3割が保険診療で定められた1治療あたり50枚の上限を超えて移植を受けており、その費用は製造販売元の無償提供によって賄われていることが初めて明らかになりました。これは、広い範囲にわたってやけどを負った患者の救命において、現行の保険制度が臨床現場の実態に合っていない可能性を示唆しており、今後、再生医療等製品※3の適正な価格設定や保険償還※4制度について、議論の進展が期待されます。
本研究成果は、国際学術ジャーナル「Regenerative Therapy」に2025年7月18日付で掲載されました。
論文URL : https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2352320425001592
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