2025年08月01日11時24分 / 提供:Digital PR Platform
川崎重工は、台湾最大手のエンジニアリング会社である中鼎工程股份有限公司(CTCI)とのコンソーシアムで、台湾大手石油化学企業の台湾プラスチックグループ(FPG)の一員である台塑石化股份有限公司(FPCC)が雲林県麥寮の台塑麥寮工業地区で計画する「麥寮LNG受入基地 LNGタンクEPC(設計・調達・建設)業務」(以下、本契約)を受注しました。2029年中頃の完成を予定しています。
今回受注した設備は、極低温用鋼材を用いた内槽タンクとプレストレストコンクリート構造※の外槽タンクの間に断熱層を有する容量160,000m3の地上式LNGタンク2基とLNG払い出しポンプ、低温配管等の付帯設備から構成されます。また、本契約は、台湾で初めて民間企業により建設・運営されるLNG受入基地の一部であり、FPGが推進する石炭発電から天然ガス発電への転換を担う重要なプロジェクトで、2029年の年末には台湾電力(TPC)へ電力が供給される予定です。
本受注は、当社がこれまで、国内外で手がけてきたLNG関連設備の実績と極低温分野における高い技術力、脱炭素社会の実現に向けたエネルギーインフラ整備への貢献が高く評価された結果です。
[ 続きを読む ]