2025年07月31日10時16分 / 提供:Digital PR Platform
藤田医科大学医学部先端光学診療学講座の大宮直木教授らの研究グループ(HomeCam-J studyグループ)は、全国6施設(藤田医科大学、虎の門病院、国立がん研究センター中央病院、東京慈恵会医科大学、増子記念病院、広島大学)において、検査の準備、カプセル内視鏡の内服から終了までのすべての処置を自宅または職場で行う大腸カプセル内視鏡および小腸カプセル内視鏡検査を実施し、その遵守性・安全性・受容性を解析しました。被験者より病院スタッフ宛ての電話やオンラインツールによる操作法の質問などの連絡が30例のうち半数ありましたが、データレコーダに応じた腸管洗浄の遵守率は100%、検査機器取扱遵守率は79%、重篤な有害事象はなしという結果でした。 これらの成果により、従来病院内でしか施行できなかったカプセル内視鏡検査が今後は自宅や職場で実施可能になり、利便性の向上ならびに大腸・小腸検査の受診率向上に貢献することが期待されます。
本研究成果は、日本消化器内視鏡学会の学術ジャーナル「Digestive Endoscopy」(2025年6月号)に掲載されました。
論文URL : https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39833116/
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