2025年07月15日16時00分 / 提供:Digital PR Platform
~人手不足が進む中で、採用成果に直結する企業の評判が生き残り戦略に影響~
「安全なデジタル社会をつくり、日本を前進させ続ける。」をミッションと掲げる、株式会社エルテス(本社:東京都千代田区、代表取締役:菅原貴弘、証券コード:3967、以下「エルテス」)は、就職/転職活動経験者を対象に、「SNS利用に関するアンケート」を実施いたしました。
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■調査の背景
厚生労働省が発表した令和6年度の平均有効求人倍率は1.25倍(※1)で、企業の採用市場においては求職者に有利な「売り手市場」の状況が続いています。また、人手不足を理由とした企業の倒産理由が過去最多であるとの報道もあり、人材の確保は重要な経営課題となっています。
一方で、SNSはコミュニケーションツールにとどまらず、情報収集ツールとしての活用も広がり、就職/転職活動においても欠かせない情報源となっています。中途採用領域にとどまらず、新卒採用領域でも口コミサイトの活用が進むなど、企業の採用活動を取り巻く環境は変化しています。
そこでエルテスでは、SNS上の情報が求職者に与える影響についてリアルな声を集計するべく、就職/転職活動経験のある男女120名を対象に、活動時のSNS利用についてアンケートを実施いたしました。
■調査概要
名称:SNS利用に関するアンケート
対象期間:2025年6月17日
対象:21〜60歳の男女のうち、事前スクリーニング調査にて「就職/転職活動の経験がある」と回答した方
有効回答者数:120名
方法:インターネットリサーチ
※本調査を引用いただく場合は、「株式会社エルテス調べ」とご記載ください。
※各グラフについては、収集データを元にエルテスが作成。
■トピックス
1.求職者の約70%が、検討する企業のネガティブ情報を閲覧したことがあると回答
2.ネガティブな情報を自主的に検索する人ほど、その情報を信用し、情報の出所を確認しない傾向が強い
3.ネガティブな情報を自主的に検索する人は、志望度を下げる等、具体的な行動に移す傾向が強い
1.求職者の約70%が、検討する企業のネガティブ情報を閲覧したことがあると回答
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2142/114068/500_301_202507151037206875b0d010e18.png
「検討する企業を検索した際に、ネガティブな内容が表示されているサイトやSNSを見かけたことはありますか?」という質問に対して、約70%が「ネガティブな情報を閲覧した」と回答しました。
内訳は「ネガティブな情報を検索し、閲覧した」と回答した人が32.6%、「ネガティブな情報は検索していないが、偶然見つけて閲覧した」と回答した人が37.2%となりました。
2.ネガティブな情報を自主的に検索する人ほど、その情報を信用し、情報の出所を確認しない傾向が強い
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「検討する企業を検索した際に、ネガティブな情報が表示されているサイトやSNSを信用しましたか?」という質問に対し、企業のネガティブな情報を「自ら検索して見に行った人」のうち、合計64.2%がその情報を信用したと回答しました(「とても信用した」と「やや信用した」と回答した割合の合計)。
一方で、「偶然見かけた人」では合計43.7%にとどまっており、能動的に情報収集した人ほど、その内容を信頼する傾向があることが分かります。
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また、「検討する企業を検索した際に、サイトやSNSでネガティブな情報を見て、どのような行動をとりましたか?」という質問に対して、「ネガティブ情報の出所を確認した」という回答を選択した人の割合は、「偶然見かけた人」が12.5%だったのに対し、「自ら検索して見に行った人」が3.6%となっています。
3.ネガティブな情報を自主的に検索する人は、志望度を下げる等、具体的な行動に移す傾向が強い
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「SNS上の企業情報を見たことで、その企業への志望度が変化したことはありますか?」という質問に対しては、「自ら検索して見に行った人」のうち42.9%が「志望度が下がった」経験があると回答しています。
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また、「検討する企業を検索した際に、サイトやSNSでネガティブな情報を見て、どのような行動をとりましたか?」という質問に対して、「自ら検索して見に行った人」のうち、10.7%が「入社を取りやめた/応募しなかった」と回答しています。少数派ですが、「WebやSNSで発信した」との回答も見受けられました。
■総括
今回のアンケートを通して、求職者の約70%が、検討する企業のネガティブな情報を閲覧した経験がある事が分かりました。自主的な検索の有無に関わらず、ネガティブな情報は求職者の目に入りやすい状況が伺えます。また、そのうち、自ら企業のネガティブな情報を検索した求職者は32.6%に上り、そうした人ほど、情報の出所を確認せずに閲覧した情報を信用し、具体的な行動に移す傾向が強いという結果も出ています。
企業の採用活動にとってWebサイトやSNS上でのネガティブな情報は、求職者にマイナスなイメージを抱かせるだけではなく、「応募/入社を取りやめる」といった具体的な人材の損失に直結しうる、看過できないリスクとなっています。こうした結果から、採用成果向上のためには、メディア掲載・エージェント活用などの採用施策だけではなく、自社のレピュテーション把握とその改善活動も採用成果に重大な影響を及ぼす可能性が見えてきました。賃金上昇などで人材確保が重要な経営課題となる中で、レピュテーション把握・対策の重要度が増していることが伺えます。
■Webリスクモニタリングサービスについて
エルテスは、膨張し続けるSNS空間で発生する、レピュテーションリスク等に繋がるリスク投稿をAIと選任スタッフが24時間365日監視するWebリスクモニタリングサービスを提供しております。SNS黎明期から、バイトテロや食品への異物混入投稿などの様々なリスク投稿を検知し、初動コンサルティングを含むSNS上のリスク対策を支援してきました。
サービス概要:https://eltes-solution.jp/service/riskmonitoring
<Webリスクモニタリングサービス 概要>
[画像6]https://digitalpr.jp/simg/2142/114068/500_253_202507151043206875b238d4000.jpg
<参考情報>
※1:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和7年3月分及び令和6年度分)について」はこちら
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_57261.html
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[エルテスグループ関連サイト]
デジタルリスク対策サービス一覧:https://eltes-solution.jp/
採用情報 :https://eltes.co.jp/recruit
公式オウンドメディア「エルテスの道」:https://eltes.co.jp/ownedmedia/
公式X(旧Twitter):https://x.com/eltes_irpr
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https://eltes.co.jp/news/20250715