旬のトピック、最新ニュースのマピオンニュース。地図の確認も。

ダイキン・東急・東急レクリエーション・東急不動産が屋外のクールダウンプロジェクトを始動

2025年06月30日11時00分 / 提供:Digital PR Platform

国土交通省の補助事業のもと、北谷公園や渋谷サクラステージで脱炭素と暑熱対策の効果を実証

ダイキン工業株式会社、東急株式会社、株式会社東急レクリエーション、東急不動産株式会社の四社は、国土交通省の令和7年度脱炭素・クールダウン都市開発推進事業のもと、東京・渋谷エリアを中心に「まちなかにおける屋外クールダウンプロジェクト」を2025年7月より開始します。街なかへのクールスポット設置による暑熱の緩和や、空調室外機まわりの緑化による廃熱の緩和、省エネ効果の実証に取り組みます。
2024年に発足した国土交通省の脱炭素・クールダウン都市開発推進事業は、脱炭素化・暑熱対策につながる先進的な取り組みの実証を支援する民間事業者向けの補助事業です。近年、全国各地で猛暑日の日数が過去最多を記録するなど酷暑が厳しさを増す中で、人々の屋外における回遊性を向上させ都市の活力を保つためには、都市の暑熱対策がますます重要となっています。本事業は、民間の先進的な取り組みを政策的に支援するとともに、その成果を広く横展開し、都市開発における脱炭素化・暑熱対策の推進を目指すものです。このたび、屋外クールダウンプロジェクトの計画が評価され、国土交通省の補助事業として採択されました※1。

※1 採択事業者はダイキン工業株式会社、東急株式会社、東急不動産株式会社の3社

プロジェクト概要
四社が実施する本プロジェクトでは、渋谷区立北谷公園、渋谷サクラステージなどに暑熱対策としてクールスポットを設置します。クールスポットでは、ダイキンの屋外エアコン「アウタータワー」やミスト等を組み合わせて設置し、熱中症予防のための指標である暑さ指数(WBGT値)の低下を図るとともに、屋外を冷やす理想的な方法や、利用者の滞留性、行動の変化を分析します。クールスポットは、用途や利用者層の異なる複数の場所に導入することで、より効果的な設置場所も検証します。また、東急不動産が管理、運営するビルにて芋緑化※2を行うことで、室外機近辺の温度上昇を防ぎ、ヒートアイランド現象の抑制を図ります。さらに、緑化による空調機の運転効率の改善や、データ活用による空調の省エネ運用の電力削減効果を検証、クールスポットによる電力消費増の相殺に挑戦し、環境負荷を増やさずに、街なかのクールダウンを推進します。

[画像1]https://digitalpr.jp/table_img/2932/112915/112915_web_1.png

※2 株式会社日建設計と住友商事株式会社が共同で開発した技術で、空調室外機の周りに芋の葉を繁茂させ、葉による日陰効果と蒸散作用により機器周辺の温度を下げることで空調電力の低減効果を得る仕組み(2016年特許取得済)。

実証事業の詳細
事業名称:まちなかにおける屋外クールダウンプロジェクト
事業概要:「都市再生緊急整備地域」にある渋谷エリアを中心に、エリアのステークホルダーと面的な
クールダウンの取り組みを展開
実施区域:東京都渋谷区の複数個所、新宿区の1カ所、中央区の1カ所
クールスポット:代々木公園BE STAGE、渋谷サクラステージ、東急歌舞伎町タワー前、
渋谷区立北谷公園(協力:しぶきたパートナーズ)、
室外機芋緑化(芋以外での緑化含む)・省エネ関連施策:
渋谷スクエアA、日本橋丸善東急ビル、ワイズ神南ビル、髙木ビルディング
実証内容:①クールスポットの理想的な形と滞留性の検証
・クールスポット設置による周囲熱環境の改善
・ミスト、屋根、壁等の設置による効果的なクールスポットの創出
・クールスポットによる滞留性の向上
・面的な取り組みによるクールスポットの認知の向上
・クールスポット設置による消費電力増加分を、エリア内建物の省エネ運用で相殺
②室外機芋緑化によるヒートアイランド現象抑制効果検証
・室外機の周辺温度の低減
・IoT機器からの検出データ分析による、芋緑化での空調機の省エネ向上
実証期間:2025年7月~10月

SHIBUYA GREEN SHIFT PROJECTについて
ダイキンは、渋谷区が掲げる「世界最前線の実験都市」という構想のもと、2024年6月に一般社団法人渋谷未来デザイン、国立大学法人大阪大学とともに、渋谷における脱炭素アクションと社会実験を共創する「SHIBUYA GREEN SHIFT PROJECT」を立ち上げました。地球温暖化が進む中で都市が抱える課題解決に向け、脱炭素を進めながら街をより心地よく、緑豊かにするためのアイデアを実証、提示することで、渋谷区のみならず社会全体の持続発展につながるソリューションを社会実装していくことを目指しています。このプロジェクトには東急、東急不動産もパートナーとして参画しており、空調機から得られるデータを活用した効率的な空調の運用、暑熱対策を目的とした渋谷の街なかへのクールスポットの設置、屋上緑化等の生物多様性保全の加速に取り組んできました。こうした過去の活動で得られた知見も、今回の実証実験に活用していく予定です。https://fds.or.jp/cnud_pj/shibuya-green-shift-project/

ダイキン工業株式会社について
ダイキンは世界に130以上の生産拠点を持ち、170以上の国・地域で事業を展開する空調のリーディングカンパニーです。従業員は全世界で約10万人を擁しています。生活に欠かせない社会インフラである空調事業を通じて、さまざまな気候において室内の空気環境を改善し、快適な空間づくりと人々の健康に貢献しています。現在、世界の空調台数が2050年までに3倍になると予測される中、空調の使用に伴う電力需要の増大が大きな課題となっています。ダイキンのミッションは、安全・安心で快適・健康な空気環境を提供しながら、地球温暖化の影響を可能な限り抑制することです。「空気で答えを出す会社」を掲げるダイキンは、多様なにニーズや文化に対応した商品・サービスを世界に提供していきます。
公式HP:https://www.daikin.co.jp

東急株式会社について
214社7法人(2025年3月31日時点)で構成される東急グループの中核企業として、「美しい時代へ」というグループスローガンのもと、「まちづくり」を事業の根幹に置きつつ、 長年にわたって、東急線沿線を中心としたお客さまの日々の生活に密着したさまざまな領域で事業を進めています。また、2022年3月に脱炭素・循環型社会の実現に向けた「環境ビジョン2030」を策定し、環境に良い行動が特別な負担感なく選択でき、誰もが持続可能な社会と地域環境の再生に貢献できるまちづくりを目指しています。
公式HP:https://www.tokyu.co.jp/company/

環境ビジョン2030:https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/sustainability-cms-tokyucorp-s3/pdf/Environmental_Vision_2030.pdf

株式会社東急レクリエーションについて
東急グループにおけるエンターテイメント事業の中核企業として、東急沿線および全国にシネマコンプレックス「109シネマチェーン」(21サイト)を展開するなど、未来を見据えたエンターテインメントづくりを担い、すべての人々に向けて快適なライフスタイルの創造に貢献しております。また東急の掲げる「環境ビジョン2030」に則り、その実現に向け事業活動全体を通じて、環境負荷の低減に取り組み社会の期待に応えてまいります。
公式HP: https://www.tokyu-rec.co.jp/

東急不動産株式会社について
東急不動産ホールディングス株式会社の中核企業であり、住宅やオフィス、ホテルなどの都市開発や再エネ事業などを展開する総合不動産企業です。デベロッパーとしてこれまで培った開発力をもとに、事業で利用する電力を再エネにするなど環境へ配慮したまちづくりをおこない、新しい住まい方、新しい働き方、新しい過ごし方を創造・提案します。東急不動産では、都市部の魅力をさらに高め、ネイチャーポジティブ化を推進する「GREEN UP&COOL DOWN PROJECT」に取り組んでおります。これは、東急不動産ホールディングスが全社方針として掲げる環境経営、特に生物多様性への貢献という重点課題に基づくものです。
公式HP: https://www.tokyu-land.co.jp/
GREEN UP&COOL DOWN PROJECT:https://www.greenup-cooldown.jp/

本件に関するお問合わせ先
ダイキン工業株式会社 コーポレートコミュニケーション室
本社
〒530-0001 大阪市北区梅田一丁目13番1号(大阪梅田ツインタワーズ・サウス)
TEL (06)6147-9923(ダイヤルイン)
東京支社
〒104-0028 東京都中央区八重洲二丁目2番1号(東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー)
TEL (03)3520-3100(ダイヤルイン)
E-mail
prg@daikin.co.jp

続きを読む ]

このエントリーをはてなブックマークに追加

リリースカテゴリのその他の記事

マピオンニュース ページ上部へ戻る