2025年06月20日11時00分 / 提供:Digital PR Platform
武蔵野大学(東京都西東京市、学長:西野聖子)薬学部臨床薬学センターの堀井剛史講師の指導の下、社会人大学院生の影山美穂氏らによる医療ビッグデータ研究で、2型糖尿病患者の低血糖による入院が漸減傾向であることなどが分かりました。この研究は一般社団法人日本糖尿病学会の第9回医療スタッフ優秀演題賞を受賞しました。
医療ビッグデータは、メディカル・データ・ビジョン株式会社(同千代田区、代表取締役社長:岩崎博之、以下MDV)の国内最大規模の診療データベース(実患者数5,237万人、2025年5月末日)を活用しました。影山氏は薬剤師で、東京薬科大学薬学部実務実習教育センターの講師を務める傍ら、武蔵野大学薬学部臨床薬学センターで社会人大学院生として研究を続けています。この研究は2009年1月1日から2022年12月31日までの診療データから、2型糖尿病かつ、低血糖と診断された患者を対象に、入院加療が必要な低血糖の発症リスクを検討しました。
この研究が日本糖尿病学会の医療スタッフ優秀演題賞を受賞したことについて、影山氏の指導教官にあたる堀井氏は、「MDVのDPCデータに含まれる、入院時の詳細な情報があってこそ成立した研究で、他のデータベースを使った研究とは異なる視点が評価されたものと考えています。さまざまな臨床視点の疑問解決を可能にするMDVデータの拡張性の高さやデータの網羅性といったものを、この研究を通じて実感しました」とコメントしています。
[ 続きを読む ]