2025年06月16日10時00分 / 提供:Digital PR Platform
ヤマハ発動機株式会社は、2025年6月、新薬開発を目的とした研究・実験の効率化・精緻化に貢献する細胞ピッキング&イメージングシステム「CELL HANDLER 2(セルハンドラー2)」を、米国のがん研究所「Fred Hutch Cancer Center(フレッド・ハッチ・キャンサー・センター、所在地:米国ワシントン州)」へ納入しました。最先端の「希少がん」研究に活用される予定です。「CELL HANDLER 2」の納入は3例目で、海外では初めてです。
Fred Hutch Cancer Centerは、米国でがん等の研究・治療に取り組む先駆的な非営利機関です。がんやHIV/AIDS、COVID-19に関する研究で国際的に高い評価を受けています。
今回、「CELL HANDLER 2」を導入したのは、症例数の少ない「希少がん」に対する既存の薬剤の有用性を探索しているTaran Gujral(タラン・グジュラル)博士の研究室です。がんと診断された患者のうち約4分の1が「希少がん」に該当しますが、タイムリーな診断が難しく、研究モデルや治療法が確立していない事例が多くあります。小さく切断した患者のがん細胞に薬剤を投与し、効果を検証する作業において、人の手で行っていた細胞の選定と移動を「CELL HANDLER 2」が担うことで研究を効率化し、「希少がん」の治療法探索に貢献することを目指します。
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