2025年06月09日14時34分 / 提供:Digital PR Platform
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本レポートでは、世界的な資産配分において米国資産からの構造的な反転が起こる可能性について取り上げます。米ドルの基軸通貨としての地位が当面大きく揺らぐことはないとみておりますが、世界的な資金フローのリバランスが、米ドルの循環的な下落を引き起こすと予想しています。過去数年間グローバル投資家が資産配分においてエマージング債券に対して非常に消極的だったことから、エマージング現地通貨建て債券はこのリバランスの恩恵を特に受ける好位置につけていると考えます。
米国資産離れの主な要因には、割高な株式バリュエーション、持続不可能な水準にある米国の双子の赤字、過大評価された米ドル、世界の投資家が米国への配分を過度に高めているタイミングでの米国の政策における不確実性等が挙げられます。米国の純国際投資ポジション(NIIP)は記録的なマイナス水準に達しており、米国資産は海外投資家のセンチメントの変化に対して脆弱になってきています。
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