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【東京工科大学】DNA修復、特にDNA二本鎖切断の修復を促進する新規因子PRMT4/CARM1を発見

2025年06月04日20時05分 / 提供:Digital PR Platform

東京工科大学 応用生物学部の西 良太郎准教授らの研究グループは、DNA修復、特にDNA二本鎖切断の修復を促進する新規因子PRMT4/CARM1を発見しました。本研究成果は、学術誌「Genes to Cells」に掲載されました。

【研究背景】
生物のゲノムには常に多様な傷(これをDNA損傷と呼びます)が生じています。特に電離放射線や、ある種の抗がん剤等によって生じるDNA二本鎖切断は最も重篤なDNA損傷の一つです。ヒト細胞においてDNA二本鎖切断の修復に関わるタンパク質は、翻訳後修飾(注1)と呼ばれる機構により、精密にその機能が制御されています。複数の翻訳後修飾が、同じタンパク質上に順番に生じるなどして機能制御を行うため、DNA二本鎖切断修復の全容を理解するためには、翻訳後修飾の網羅的・体系的な解析は必要不可欠です。これまでに、リン酸化やユビキチン化などの翻訳後修飾に関する解析は進んでいたものの、アルギニンのメチル化(注2)に関する知見は十分ではありませんでした。

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