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【横浜市立大学】高血圧の新たな発症メカニズムを解明

2025年05月30日09時00分 / 提供:Digital PR Platform

ー皮膚の微小血管収縮と血圧上昇の関係を明らかにー

横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学の田口慎也医師、小豆島健護講師、涌井広道准教授、田村功一教授の研究グループは、 同大学医学部消化器・腫瘍外科学の遠藤格教授、同大学医学部外科治療学の齋藤綾教授、香川大学医学部形態・機能医学講座薬理学の北田研人助教、西山成教授、琉球大学大学院医学研究科先進医療創成科学講座の山下暁朗教授(現所属:近畿大学薬学部)、東海大学生体機能学の松阪泰二教授、Duke-NUS Medical School(米国デューク大学-シンガポール国立大学共同医学大学院)の森澤紀彦研究員らとの共同研究により、皮膚におけるレニン-アンジオテンシン系(RAS)*1の活性化が血圧上昇に寄与することを明らかにしました。
高血圧は脳卒中や心筋梗塞・心不全などの最大のリスク因子であり、今や3人に1人以上が罹患する国民病です。従来、血圧調節は主に心血管系や腎臓が担うと考えられてきましたが、本研究では、ヒト皮膚検体および遺伝子改変マウスを用いた解析を通じて、皮膚がRAS活性化を介して高血圧の発症・進展に関与することを証明しました。この知見は高血圧の新たな治療戦略の開発につながる可能性があり、今後の研究展開が期待されます。

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