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ジメチルエーテルの燃焼エネルギーで動く人工筋肉を開発― 生体筋肉に迫る瞬発的な応答性を実現 ―

2025年05月26日20時05分 / 提供:Digital PR Platform

概要

中央大学理工学部の奥井 学准教授らの研究グループは、燃焼エネルギーを活用した新しい人工筋肉アクチュエータ「HADEC(High-Response Artificial muscle using Dimethyl Ether Combustion)」を開発しました。

従来の空気圧人工筋肉が抱えていた"応答速度の遅さ"という課題を、可燃性ガス「ジメチルエーテル(DME)」*1)の燃焼によって解決し、瞬時に大きな力を発揮することに成功しました。HADECは、マッキベン型のゴムチューブ構造にDMEと空気の混合気体を充填し、着火によって急激な内部圧力を生じさせることで収縮運動を生じさせる人工筋肉です。この構造により、補助機構(ラッチやブレーキ)を必要とせず、わずか数ミリ秒で力を発生させることが可能です。DMEはクリーンな燃料としても知られており、ススをほとんど出さず、環境負荷も低いという特長があります。

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