2025年05月09日14時05分 / 提供:Digital PR Platform
北里大学 医療衛生学部の河端将司講師(責任著者)、大学院医療系研究科 博士課程2年の内田悠登さん(筆頭著者)らの研究チームは、くまざわ整形外科(熊澤祐輔医師)、コニカミノルタ株式会社らと共同で、足首の捻挫において靭帯の安定性が回復するまでの期間を超音波画像で追跡評価した世界初の研究成果を発表しました。この研究成果は、2025年3月22日付で、国際整形外科ジャーナル Journal of Experimental Orthopaedics に掲載されました。
■研究の背景と目的
足関節(足首の関節)の捻挫は、スポーツ現場で最も多く発生する外傷のひとつですが、明確な競技復帰の基準がないまま復帰する例が多く、再発率は50%を超えるとされています。本研究では、初回の足関節捻挫患者101名を対象に、受傷から回復に至るまでの関節の安定性変化を評価するため、エコー(超音波検査)を用いて経時的に追跡しました。
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