2025年04月23日20時05分 / 提供:Digital PR Platform
近畿大学農学部(奈良県奈良市)農業生産科学科4年 山内晴斗、同4年 山本昭吾、同教授 野々村照雄らの研究グループは、植物病原菌の一つである「うどんこ病菌」について研究しており、そのうち特にメロンうどんこ病菌※1 について、静電気技術※2 を用いて市販の農薬に対する耐性を評価しました。評価した37種類の農薬のうち、メロンうどんこ病菌は4種類の農薬に対して強い耐性を獲得していることが明らかになりました。この結果から、うどんこ病菌に農薬を噴霧処理し、静電気技術でうどんこ病菌の胞子を回収することで、うどんこ病菌の農薬耐性の評価に利用できることを、世界で初めて明らかにしました。本研究成果は、農薬耐性を示すうどんこ病菌の新たな評価法の確立に繋がると期待されます。
本件に関する論文が、令和7年(2025年)4月17日(木)に、世界的に有名な植物病理学専門誌"Journal of Plant Pathology(ジャーナル オブ プラント パソロジー)"に掲載されました。
【本件のポイント】
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