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【東京医科大学】高悪性度唾液腺癌の予後因子となる新規のがん抑制遺伝子発現様式を発見 ~多施設共同研究によるp53タンパク細胞質発現パターンとTP53遺伝子変異の相関を解明~

2025年04月14日20時05分 / 提供:Digital PR Platform

東京医科大学(学長:宮澤啓介/東京都新宿区)人体病理学分野 長尾俊孝主任教授、内海由貴社会人大学院生、助田葵助教、平井秀明助教、耳鼻咽喉科・頭頸部外科分野 塚原清彰主任教授、国際医療福祉大学三田病院頭頸部腫瘍センター 多田雄一郎部長(東京医科大学客員准教授)らの唾液腺導管癌多施設共同研究会グループ*は、高悪性度を示す希少ながん、唾液腺導管癌の症例において、p53免疫組織化学的発現パターンとTP53遺伝子変異との相関、ならびに予後との関連性を解析しました。本成果は国際科学誌「Modern Pathology」(IF: 7.1)に掲載されました。

【概要】
東京医科大学(学長:宮澤啓介/東京都新宿区)人体病理学分野 長尾俊孝主任教授、内海由貴社会人大学院生、助田葵助教、平井秀明助教、耳鼻咽喉科・頭頸部外科分野 塚原清彰主任教授、国際医療福祉大学三田病院頭頸部腫瘍センター 多田雄一郎部長(東京医科大学客員准教授)らの唾液腺導管癌多施設共同研究会グループ*は、高悪性度を示す希少ながん、唾液腺導管癌の症例において、p53免疫組織化学的発現パターンとTP53遺伝子変異との相関、ならびに予後との関連性を解析しました。その結果、p53細胞質陽性パターンを呈する症例では、TP53遺伝子におけるp53タンパク質の核移行機構に関与するドメインに特異的な変異が認められました。さらに、この染色パターンは多変量解析において独立した予後不良因子であることが明らかになりました。本知見は、唾液腺導管癌の分子診断マーカーの開発や予後予測、また治療戦略の構築に寄与する重要なエビデンスとなります。

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