2025年03月11日20時05分 / 提供:Digital PR Platform
北星学園大学(札幌市厚別区)大学院博士後期課程の安達朗子さんが、このたび、「女性視覚障害者における複合差別の経験とその意味付け」をテーマとした論文で博士(社会福祉学)を授与されるはこびとなった。安達さんは高校生の時、事故が原因で失明。女性視覚障害者が、女性であるとともに視覚障害者であるがゆえに被る「複合差別」をテーマに研究を続けてきた。実際に視覚障害者の声に耳をかたむけ、ライフストーリー・インタビューによって、その複合差別の実態を明らかにした。
安達さんは、ライフストーリー研究法を用いた研究を実施。その結果、女性視覚障害者は、教育過程、就労、恋愛から結婚、妊娠と死産の経験という場面ごとに、複合差別を経験していることがわかった。
博士論文「女性視覚障害者における複合差別の経験とその意味付け ― 女性視覚障害者は複合差別をどのように生きてきたか ―」は、指導教員である田中耕一郎教授からも高く評価。同論文は1年以内に北星学園大学図書館によって電子データで公開される。
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