2025年02月28日08時05分 / 提供:Digital PR Platform
1月27日、イラク考古遺産庁のAli Obaid Shalgham長官をはじめとするイラクの考古学研究者一行が江戸川大学(千葉県流山市)を訪れ、宮崎孝治学長らと懇談した。今回の来校は、令和6年度科学研究費助成事業「挑戦的研究(開拓)」に採択された「人類初の統一国家古代メソポタミア・アッカド王朝の首都アガデの日本・イラク合同調査」(研究代表者:長崎国際大学 川上直彦准教授)に基づくもの。同研究には、江戸川大学メディアコミュニケーション学部こどもコミュニケーション学科の中島金太郎講師(専門分野:博物館史、歴史考古学)が研究分担者として参加している。
アッカド王朝は紀元前2300年頃に古代メソポタミアで建設された、人類史上初の統一国家。長崎国際大学の川上准教授は、楔形文字史料や3次元地形データ、および衛星画像・写真を分析し、アッカド王朝の首都「アガデ」はテル・シンカーの遺丘であると推定した。
「人類初の統一国家古代メソポタミア・アッカド王朝の首都アガデの日本・イラク合同調査」は、農地開拓で失われた同遺丘の本来の規模・範囲を復元・特定するとともに、現地イラク人研究者と協力し、同遺丘がアッカド王朝時代に年代付けできるかを検証するもの。中島講師は日本・イラク合同テル・シンカー調査チームに参画している。
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