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鑑賞花として人気のフリージアの花に優れた抗酸化活性を有する新規物質が含まれていることを発見--機能性食品素材などへの研究展開に期待--

2025年02月27日14時05分 / 提供:Digital PR Platform

日本女子大学 家政学部 食物学科・新藤一敏教授と研究室のメンバー、石川県立大学・三沢典彦客員教授(現 北陸学院大学 栄養学科 教授)、竹村美保准教授、東村泰希准教授ら石川県立大学研究グループは、東京大学・降旗一夫学術専門職員、及び石川県農業試験場と共同で、鑑賞花として人気の黄花や白花フリージアの花弁に、優れた抗酸化活性を有する無色の水溶性ポリフェノールである新規カフェオイルフラボノール配糖体(caffeoylquercetin glycosides, caffeoylkaempferol glycosides 図中a)が含まれていることを発見しました。
先行研究で同定した黄花のフリージア花の黄色色素(クロセチン配糖体((di)neapolitanosyl crocetin, サフラン色素と同種の独自の水溶性カロテノイド 図中 b))も含め、これらの生物界では新規または希少な天然化合物は、今後の機能性食品素材などへの研究展開が期待されます。

春に開花するフリージア(Freesia X hybrida)は、日本の市場で80%のシェアを占める黄花を始めとして、白、ピンク、青、紫、赤色といった多様な花色を持つアヤメ科植物です。本研究に用いた黄花、及び、白花フリージアの品種を図1に示します。品種名に「エアリー」が付いているのは、石川県農林総合研究センター 農業試験場で開発された栽培種です。

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