2025年02月26日08時05分 / 提供:Digital PR Platform
青森大学(学長:澁谷泰秀)は3月16日(日)、東京キャンパス(東京都江戸川区)で「高規格避難所」開所訓練を実施する。避難所開所訓練とは、災害時における迅速かつ円滑な避難所の開所・運営を可能とするための訓練のこと。同キャンパスは地域の避難所に指定されており、当日は7つの学校とPTA、10の自治会と民間企業、江戸川区危機管理部、日本赤十字などが参加。訓練は、避難所運営の全体像をHUG(避難所運営ゲーム)で把握し、それを体育館で追体験するという構成をとる。地域の人々に「災害関連死を抑制し、女性にやさしい避難所(高規格避難所)」を実際に体験してもらい、地域コミュニティの減災の取り組みに大きな進展をもたらすことが期待される。
青森大学東京キャンパスのある江戸川区は、荒川が氾濫を起こした際には区内の9割が水没し、その水深は2~4m、水没期間は2週間になると推測されている。地域に約70万人が住まう、極めて水害リスクの高いエリアとなる。一方で、より詳細な所在地である清新町は、スーパー堤防の延長として整備された、区で唯一地盤高が高い場所であり、キャンパスは地域の避難所として指定されている。
そのため、災害時には周辺から推計約2.5万人の避難者の流入が予想される。同地区の収容人数2,000人を大きく上回ることから、一般の避難所とは異なる運営・訓練が求められる。
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