2025年02月03日12時08分 / 提供:Digital PR Platform
~高齢者診療と歯科診療の連携による包括的な診療の重要性を示唆~
加瀬義高(藤田医科大/慶大/東大)、森川暁(慶大 口腔外科)、中川種昭(同)、石原和幸(東京歯大 微生物学)、小川純人(東大 老年病科)、岡野栄之(藤田医科大/慶大)らの共同研究グループは、歯周炎による炎症が老化を促進し、各臓器でフレイル※1が生じてしまうことを明らかにしました。
歯周炎は、歯周病が進行した状態を指し、これまで各臓器に悪影響を及ぼすことが報告されていました。しかし、認知機能の低下が口腔内の衛生維持を困難にし、結果として歯周炎を招くのか、あるいは口腔環境の悪化が直接的に認知機能の低下を引き起こすのかについては、明確に解明されていませんでした。また、歯周炎のような軽度の炎症が長期にわたる場合、どの臓器が優先的に影響を受けやすいのかも不明でした。
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