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日本製鉄 水素による高炉でのCO2削減技術を確立 ~世界初 試験炉でCO2削減43%を実現、開発目標を前倒し達成~

2024年12月20日11時08分 / 提供:Digital PR Platform

日本製鉄株式会社(以下、日本製鉄)は、「日本製鉄カーボンニュートラルビジョン2050」を掲げ、3つの超革新的技術の開発に国の支援(※)を受けながら取り組んでいます。そのひとつ「高炉水素還元」は、高炉での鉄鉱石の還元を石炭の代わりに水素を用いることでCO2 排出を大幅に削減する技術ですが、今般、試験炉において世界初となるCO2 削減40%超(実績値43%)を実現し、試験炉での開発目標を前倒しで達成しました。
現在、東アジアを中心に、世界には約800 基の高炉(内、日本20 基)が存在しており、世界の粗鋼生産の約半分を占める中国を含め、世界中の高炉メーカーが高炉の脱炭素化技術開発に凌ぎを削っています。その中で今回の試験炉でのCO2 削減実績43%は、国内外で開示されている実績値を大きく上回る成果であり、日本製鉄が脱炭素技術開発において世界のトップランナーであることを表しています。

日本製鉄は、「高炉水素還元」の技術開発について、東日本製鉄所君津地区の水素還元試験炉(内容積12m3)で、加熱した水素を使用してCO2 を削減する技術(Super COURSE50 技術)の試験を2022 年5 月より実施してきました。これまでに世界最高水準となる2022 年に22%、2023 年に33%のCO2 削減を確認する等、着実に開発を進めてきました。今回、2024 年11 月から12 月に実施した試験において、世界最高水準を更新するCO2 削減43%を確認しました。

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