2024年12月04日10時00分 / 提供:Digital PR Platform
~大腸を標的とした精神疾患治療薬開発への期待~
藤田医科大学(愛知県豊明市 学長:湯澤由紀夫)医療科学部レギュラトリーサイエンス分野 毛利彰宏教授、田辺萌夏大学院生、國澤和生准教授、鍋島俊隆客員教授、齋藤邦明学部長らは、医学部消化器内科学、医科プレ・プロバイオティクス講座の廣岡芳樹教授、栃尾巧教授、藤井匡准教授との共同研究により、幼少期の社会的な孤立によるストレスが大腸の粘液を産生する杯細胞※1を減少させ、認知機能障害をひき起こすという精神疾患の新たな発症メカニズムを解明しました。また、胃潰瘍や胃炎の治療に広く使われているレバミピド※2が杯細胞を増やすことで脳内の炎症を抑制し、認知機能障害が改善されることも発見しました。本研究により、レバミピドが精神疾患の新たな治療薬となる可能性が示唆されました。
本研究成果は、欧州科学誌「Molecular Psychiatry」のオンライン版で2024年11月29日に公開されました。
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