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ブレインパッド、「Rtoaster GenAI」のAIレコメンド技術が特許を取得

2025年10月16日16時00分 / 提供:@Press

株式会社ブレインパッド(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO 関口 朋宏、以下:ブレインパッド)は、「Rtoaster GenAI (アールトースター・ジェンエーアイ)」のレコメンドシステム、レコメンドサーバおよびレコメンド方法(ユーザーが抱く感覚的・具体的な要望をもとにパーソナライズされたレコメンドコンテンツを提示できるようにする技術)について、特許庁より特許(特許第7745801号)の登録を完了したことを発表します。
本特許技術は、ユーザーからの自由入力情報と、コンテンツ画像・コンテンツの詳細説明等と大規模言語モデル(LLM)(*1)を組み合わせたコンテンツ特徴ベクトル生成によって、従来のレコメンドシステムでは難しかった、ユーザーの潜在的なニーズや言葉のニュアンスを汲み取った高度なパーソナライズを可能にするものです。

特許情報概要
- 特許番号 :特許第7745801号
- 特許権者 :株式会社ブレインパッド
- 発明の名称 :レコメンドシステム、レコメンドサーバおよびレコメンド方法
- 登録日 :2025年9月18日
- 特許情報URL:https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7745801/15/ja

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/551220/img_551220_1.jpg

■ 特許取得の背景
このたびブレインパッドが取得した特許技術は、ユーザーの行動履歴ではなく、商品やコンテンツが持つ説明テキストそのものの「意味」や「文脈」をAIが深く理解することに着目した、新しいアプローチです。自然言語処理技術の活用により、アイテム間の概念的な関連性を導き出し、行動履歴がゼロの状態からでも、ユーザーの潜在的なニーズに合致した、精度の高いレコメンデーションを実現します。

■ 特許技術のポイント
このたび、当社が取得した特許はAIレコメンドシステムに関するものです。本特許の取得技術を当社の「Rtoaster GenAI」で展開することにより、以下の提供が可能となります。

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/551220/img_551220_2.jpg

● 1.行動履歴の依存から脱却し、文脈理解によるパーソナライズを実現
従来のキーワード検索では難しかった、ユーザーの曖昧または具体的な要望に応えるパーソナライズされたレコメンドが可能となります。
ユーザーからの自由入力情報を用いて、大規模言語モデル(LLM)がユーザーの潜在的なニーズに合致する「架空のコンテンツ情報」を生成します。この架空のコンテンツ情報に基づいて、実際のコンテンツの中から最適なレコメンドコンテンツを選出します。

● 2.レコメンド結果に最適化された商品説明文を自動生成・提示
ユーザーに選出されたレコメンドコンテンツについて、その情報(商品名、説明文など)に加え、Webサイト内の情報やユーザーの自由入力情報、さらにはサイト管理者によって設定された任意の条件(例:口調、表現スタイル)を用いて、大規模言語モデル(LLM)が、ユーザーに訴求する魅力的な商品説明文(キャプションやキャッチフレーズ)を自動で生成します。
この生成された商品説明文は、レコメンドコンテンツと共にユーザーに提示され、レコメンド商品の魅力を最大限に引き出し、ユーザーの購買意欲を高める効果が期待されます。

■ 「Rtoaster GenAI」の活用
本特許技術は、当社の「Rtoaster GenAI」に搭載され、顧客企業のビジネス成長を支援しています。新商品の立ち上げ初期におけるコンバージョン率の向上、新規顧客のエンゲージメント強化、これまで埋もれがちだったニッチな商品の販売促進など、具体的なビジネス成果に直結します。これにより、すべての商品とすべての顧客に対して、パーソナライズされた最適な顧客体験を提供することが可能となります。また、従来のキーワード検索ツールの代替や0件ヒットページ(*2)へ実装することで、キーワード検索ツールの調整工数の削減につながります。また、ユーザーの入力情報を1次情報として分析することができるため、ユーザーの悩みやニーズを直接的に知ることができ、ユーザー解像度の向上に貢献します。

■ 株式会社ブレインパッド プロダクト担当執行役員 皆瀬 雄貴のコメント
当社は2004年の創業以来、「Rtoaster action+ (アールトースター・アクションプラス)」をはじめとし、パーソナライズ技術の向上を極めてまいりました。今回の特許技術は、生成AIとの融合により、企業と顧客の間に真の「対話」を生み出すものです。お客様は「こんな雰囲気の部屋にしたい」といった感覚的な言葉で、本当に求めていたものに出会うことができます。それは、まるで信頼できるコンシェルジュに相談するような、温かみと発見に満ちた新しい顧客体験です。この対話を通じて蓄積されるお客様の深いインサイトは、企業の製品開発やサービス改善を加速させる貴重な資産となります。私たちは、テクノロジーの力で企業と顧客の絆を深め、より豊かで持続可能な関係性を築く未来を切り拓いてまいります。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/551220/img_551220_3.png

■ Rtoaster GenAI について ~検索はキーワードから「対話」へ~
「Rtoaster GenAI」は、ブレインパッドが提供する、生成AI(LLM)とレコメンド技術を融合したサービスです。自然言語や感覚的な表現を用いた「コンテキスト検索」を可能にし、ユーザーは求める情報をよりスムーズに、パーソナライズされた検索として体験できます。これにより、顧客の探索体験を飛躍的に向上させ、企業の顧客満足度向上や売上機会の創出に貢献します。
また、ユーザーが入力した検索文章やキーワードのログデータの活用をすることで、商品企画や新たなCEP (*3)の発見につなげることができ、企業の中長期的な成長に寄与します。

▼ 「散らからないリビングにしたい」で検索
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/551220/img_551220_4.png

● ブレインパッドの「Rtoaster GenAI」に関する詳細は、こちらよりご覧いただけます
https://www.brainpad.co.jp/rtoaster/genai/

(*1)大規模言語モデル(LLM)とは、膨大なテキストデータを学習し、言葉を生成できるAIモデルです。次に続く言葉を予測することで、人間が書いたかのような自然な文章を生成します。
(*2)0件ヒットページとは、該当する検索結果が1件も表示されなかった場合に現れるページを指します。ユーザーの離脱につながるため、ウェブサイト運営においては対策が重要とされています。
(*3) CEP とは、Category Entry Point(カテゴリーエントリーポイント)の略。消費者が特定のカテゴリーの製品やサービスを思い出すきっかけとなる状況や感情、目的のこと。

■ ご参考情報
● 株式会社ブレインパッドについて https://www.brainpad.co.jp/
ブレインパッドは2004年創業の日本を代表するデータ/AI活用のリーディングカンパニーです。近年は「分析/コンサルティング/SI」「人材育成・教育」「SaaS」の三位一体のビジネスモデルを武器に、企業の内なるIT力を高める「データ活用の民主化と内製化支援」に注力しています。支援実績は金融・小売・メーカー・サービスなど幅広い業種を対象に1,400社を超え、データの力をビジネス創造と企業価値向上につなげるお手伝いをしています。

本社所在地:東京都港区六本木三丁目1番1号 六本木ティーキューブ
上場市場:東京証券取引所 プライム市場(証券コード 3655)
設立:2004年3月
代表者:代表取締役社長 CEO 関口 朋宏
資本金:597百万円(2025年6月30日現在)
従業員数:589名(連結、2025年6月30日現在)
事業内容:データ活用を通じて企業の経営改善を支援するプロフェッショナルサービス、プロダクトサービス

■ お問い合わせ先
● 製品・サービスに関するお問い合わせ
株式会社ブレインパッド
e-mail:info@brainpad.co.jp

*本ニュースリリースに記載されている会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
*本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。

以上

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プレスリリース提供元:@Press

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